(回答先: 青森教育厚生会、アルゼンチン債33億円回収困難〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 2 月 18 日 12:15:27)
02/18 16:24 アルゼンチン国債33億円 青森の法人、回収困難か 社会78
共同
青森県の教職員約一万六千人が加入する財団法人「青森県教育厚
生会」(青森市)が、債務不履行になる恐れがあるアルゼンチン国
債三十三億六千万円分を保有していることが十八日、明らかになっ
た。
アルゼンチン政府は昨年十二月、政府債務支払いの一時停止(モ
ラトリアム)を宣言。厚生会が購入した国債は今年十二月以降、償
還日を迎えるが、現状では回収不能になる可能性が高い。
記者会見した小笠原美徳理事長の説明などによると、厚生会はバ
ブル崩壊後に減少した貸し付け業務の収入を補うため、一九九六年
から昨年にかけて年3・5―7・4%と利率が高く、為替変動がな
い円建てを中心に、アルゼンチン国債三十三億六千万円分を購入し
た。
小笠原理事長は今後の対応について「三十三億円に匹敵する損失
補てんの財源はないので、最悪の場合は事業の縮小、見直しなども
考えなければいけない」と述べた。
県教育厚生会は一九三二年設立で、会員への貸し付けや奨学事業
などを行っている。本年度の予算は約四十二億六千万円。全資産約
二百二十一億円のうち有価証券の残高は約百九億円で、うち約三割
をアルゼンチン国債が占めている。
(了) 020218 1624
[2002-02-18-16:24]