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【その1】「信用リスク」正しく認識を 2002年1月12日 日経金融新聞
国内銀行の国債保有額が81兆円超と史上最高を更新中だ。日銀の銀行保有株買い取り、ペイ折る解禁延期などはこの傾向を強めるだけ。融資よりも国際投資という安易な銀行系益を黙って見ているのは心が痛む。
信用リスクという観点からリスクフリーな国債の利率は、国よりも信用力の劣る民間銀行の資金調達コストを下回るのが普通。このような経営構造に永続性があるとはおもえない。
大量保有している市場性国債の価格変動の恐ろしさは株式の比ではない。1980年のロクイチ国債大暴落を目のあたりにしたこともあって心配だ。
※80年に表面利率6.1%の通称「ロクイチ」国債が、額面より3割も下がった。
【その2】
国債買うのは損 週間朝日 2002年11月22日
デフレ脱却のためインフレを促す政策が求められているが、インフレ期待が起きると、どこかのタイミングで金利は上昇、国債価格は下落する。売りそびれた銀行は大損するので国債を大量に保有している銀行は競って保有国債を売却、、売りが売りを呼ぶ暴落が起きる危険がある。時価会計のもとでは、保有国債の下落は銀行の自己資本に大きな影響を与える。