現在地 HOME > 掲示板
★阿修羅♪
|
現在地 HOME > 掲示板
★阿修羅♪
|
|
たまには明るい話題です。
ソフトバンク 孫社長:ヤフーＢＢ損益分岐点200万件
NAA 3295 : 2002/11/13水曜日18:46
【ＮＱＮ】ソフトバンクは13日、都内で非対称デジタル加入者線（ＡＤ
ＳＬ）サービス「ヤフーＢＢ」の事業説明会を開いた。孫正義社長は席
上、ヤフーＢＢ事業の損益分岐点が「新規顧客獲得費用を除けば、加入
件数が200万件でトントンになる」ことを明らかにした。孫社長の主な
発言は以下の通り。
「来春か来夏にも従来のＩＰ（インターネット・プロトコル）電話など
に加えて、ブロードバンド（高速大容量）放送も付随サービスとして開
始する予定だ。11月から試験サービスを開始する。ブロードバンド放送
の商用化は世界でも初めてで、ヤフーＢＢにとって加入者獲得の起爆剤
になる」
「１日当たりの新規加入者数が爆発的に伸びている。先週末には１日で
１万6000件の加入者を獲得した。ＮＴＴなど他社が１カ月程度かかるの
を当社は数日で獲得できている。この勢いは当面続く」
「他社との差別化ができている理由は価格差にある。他社の主要サービ
スはネット接続だけだが、付随サービスが豊富なヤフーＢＢよりも利用
料が高い。ヤフーＢＢの累積加入件数は日本一だが、新規顧客の獲得シ
ェアも単月当たりで５割近くに達している。解約率も１％程度と（ＮＴ
Ｔ東日本の８％など）他社と比べると圧倒的に低い」
「ヤフーＢＢは世界で最も進んだネットワークを構築しており、革命的
なサービスだと自負している。他社のＡＤＳＬはいわば既存の通信網を
改善しただけのサービスだ。準備不足で解約が相次いだ春ごろには、ま
るで道を歩けば石を投げられるような状況だったが、待った分だけ革命
的なサービスを受けられる」
「光ファイバーが普及すれば、ＡＤＳＬは不要になるとの指摘を受ける
が、現状のコンテンツ（情報の内容）の容量を考えれば、ＡＤＳＬで十
分だ。ハイビジョン映像でさえ、２メガ（100万）ビット以上の通
信速度が
出れば配信可能だ。ＡＤＳＬの通信技術自体が日々改善し続けているう
え、コンテンツの圧縮技術も発達している」
「ブロードバンドの潜在需要は3000万世帯あるが、普及のけん引役を担
うのはやはりＡＤＳＬだ。昨年１月にはわずか１万世帯しか普及してい
なかったが、今年10月までには500万世帯にまで急増した。韓国ではた
ったの３年半で全世帯の７割に当たる1000万世帯にブロードバンドが普
及した。日本でも今後２―３年間で全世帯の７割に普及すると想定して
いる。３年後には通常の電話回線でネットをしている人はいなくなるだ
ろう」
「資金繰りなどの面でソフトバンクは大丈夫か、とのご心配を多方面か
ら頂いている。しかし、すでに９月末までに1250億円の設備投資を実施
し、変動費以外はほとんど負担にならない状況になってきた。今後の拡
販などの費用については、内部の問題もあって詳細は明らかにできない
が、資金調達のメドはたっている」
「価格競争の激化で採算が悪化しているという指摘も多いが、これは間
違っている。当社の１件当たりの平均収入は月間で約3700円と他社より
圧倒的に多い。これはＩＰ電話など付随サービスの加入件数が増加して
いるためで、平均単価は着実に上昇傾向にある」
「キャッシュフロー（現金収支）がいつ黒字化するのかという問題につ
いては、来年度のしかるべき時期に単月黒字化が達成できるはずだ。損
益分岐点となる200万件の加入者獲得もあと数カ月以内に到達できると
考えている」
「いつになく孫さんの表情が明るいね」。説明会が始まる直前、出席
者の間でこんな会話が交わされた。実際、孫社長は説明会が始まると「
革命的」「世界一」「世界初」といった「孫節」を連呼。10月末のヤフ
―ＢＢ加入件数が120万8000件と前月比で約２割増加し、損益分岐点の2
00万件超えが視野に入ってきたことが自信の裏付けとなっている。
しかし、ソフトバンクにつきまとう不透明感を払しょくするのは容易
ではない。市場が最も懸念しているのは財務問題。保有有価証券の含み
益は13日時点でまだ4100億円以上あるうえ、手元資金も豊富に抱えるが
、格下げやナスダックの日本撤退で資本市場から新たに資金調達するの
が難しい状況となっている。孫社長は財務不安の火消しに躍起になって
いるが、既発債の償還を不安視する市場との溝は埋まらない。
理由は頼みのヤフーＢＢが収益の柱に育つかどうか依然として不透明
な点にある。富士通系のニフティなど７社がＩＰ電話で提携するなど、
今後も一段とヤフーＢＢに対する迎撃が激しくなることが予想される。
何より「孫社長は新規事業の立ち上げについては優秀な経営者だが、そ
の後の事業運営をないがしろにする癖がある」（外国証券のアナリスト
）との指摘もあり、ヤフーＢＢの先行き不安は根強い。
ソフトバンクの時価総額は13日時点で約3100億円にとどまり、これま
で同社株の評価を支えてきた保有有価証券の含み益を割り込んだ状況が
続いている。言い換えれば、市場はヤフーＢＢの事業価値を全く評価し
ていないことになる。
事業説明の締めくくり「もう手探りのステージは乗り越え、伸び盛り
、育ち盛りの段階に入った」と言い放った孫社長。だがそんな自信とは
裏腹に、ソフトバンク株は説明会開始直後に一段安となり、結局は13日
の安値圏で取引を終えた。15日の９月中間決算発表時には、市場の不安
感を解消するような具体性に富んだ青写真の提示が必要だろう。（阿部
哲也）
以上クイック
このニュースクイックでは引け後だが、昼には流れていた。しかし株価は反応し
なかったなー
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。