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【超約】
日本は今、国家として決断を迫られている時期に来ている。緊急かつ苦痛を伴う改革断行で再生へ向かうのか、あるいは手ぬるい改革しかなしえず、さらなう不況へ向かうのか。現状維持政策を続けるなら、やがて必ず破綻をきたすことになる。
日本の銀行は世界稀有の資産をもっているが、新たな投資に回す金がない。回復見込みがない企業に約1兆ドル、利益をださない企業に1兆ドルを貸しているからだ。非効率的経営企業からは資産を引き上げ、新たな投資にまわすべきである。莫大な資産が不良企業の債務の免除など、浪費されつづけるかぎり、日本の経済・財政状況は悪化するばかりである。
構造改革とデフレ対策のどちらを優先させるかについて論争が広がっているが、両方同時に行うべきである。日本政府が抱える巨額の財政赤字を削減することは必要であるが、経済がデフレスパイラルの渦中にあるかぎり、結果的にさらに巨額の赤字が避けられない。このため日本は改革を行う一方で景気を刺激する必要がある。