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スキー場やホテルを備えたリゾート施設「アルツ磐梯」を運営する磐梯リゾート開発(福島県耶麻群磐梯町)は16 日、東京地裁に民事再生手続き開始を申請した。負債は約946億円。リゾート開発に伴う投資負担で資金繰りが悪化した。同社の足高剛・総務部報道担当が明らかにした。
再生手続き申請の詳細について磐梯リゾートの佐藤嘉郎社長と申請代理人の清水直・弁護士が午後4時から磐梯町で記者会見する。民間調査機関の帝国データバンクによると87年6月設立の同社は、リゾート開発プロジェクトが宮崎の「シーガイア」とともにリゾート法(総合保養地域整備法)の第1号に指定され、アルツ磐梯を経営した。
バブル経済時に計画した事業の施設が、バブル崩壊後にオープンしたことで売り上げ目標などの修正を余儀なくされ、景気低迷による顧客数・利用単価の減少が追い討ちをかけたとしている。2002年3月期は31億900万円の収入にとどまり、26億7000万円の当期赤字を計上、この期で570億円もの債務超過に陥り自主再建は困難になっていたという。