現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 10月中旬にデフレ対策の骨格とりまとめ、国債増発は回避の方針=政府[東京9日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 10 月 09 日 18:51:44)
やらなくてもいい「不良債権処理加速化」をやろうとしてドタバタしている政府は、悲劇を超えて喜劇の世界に入っている。
もっともらしい対策は並べ立てても、「不良債権処理加速化」によってどういう経済的現実がつくれるかは、「健全な企業にお金が回るようになる」レベルのことしか語っていない。
どういう日本経済になるかを説明できないまま、大災厄は起こるとは予測している「不良債権処理加速化」を実行しようとしているのである。
1)先行減税の規模
所得や利益があって始めて生じる課税について論議する段階ではない。
所得や利益を得られる経済活動ができない現状をどうするかが問題なのである。
2)一段の金融緩和
これまで一貫として実行してきた「金融緩和策」が、銀行危機に蓋ができるだけで、実体経済の改善に効果がなかったことをきちんと反省しなければならない。
3)証券税制と土地関連税制の見直し
デフレ不況の悪化を促進する「不良債権処理加速化」を実施すると決めながら、資産価格の下落をくい止める政策を実施するという思考は、倒錯以外のなにものでもない。
4)雇用分野での安全網の整備
350万人の失業者と100万人の就業断念者に対処できないままの政府が、失業給付以外にどういう政策が採れるというのだ。
5)政策金融機関の活用や信用保証制度の整備などの中小企業対策
これも実行済みで、多額の焦げ付きを生じさせた政策である。
一部では効果があったが、多額の焦げ付きが生じた要因をきちんと考えないままの同一政策は、同じ結果をもたらすことになる。
6)産業構造調整への対応と企業再生
どういう具体的な政策を提示するか期待しましょう。
7)構造改革特区の具体化
即効性があるとも、日本経済全体に効果があるとも思えないものを「不良債権処理加速化」対策として打ち出してどうする。