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(回答先: Re: まともなご意見がございました。 投稿者 naniwatsu 日時 2002 年 10 月 07 日 21:48:23)
はじめまして。
ひとつひとつのコメントにレスをつけませんので、
ご容赦ください。
あたしゃ、銀行マンでもなく、銀行を擁護するつもりもない
んですが、かつての日本において銀行の果たした役割が、
いかに巨大なものであったか、それによりそれに見合うモラル
も要求され報酬も社会的立場も与えられてきたものと認識して
ます。
しかし、貴殿もお認めかもしれませんが、社会構造の変革を
余儀なくされて、金融も自由化されることとなり、市場原理
にさらされることとなりました。
今の状態で生き残れますか?無理でしょう。
それは、私は貴殿の言う銀行のモラルの問題も当然あるでしょう
が、むしろ今までの社会構造の変化に対応するすべがなかった
ことと同時に、経済界自体もその認識がなかったからと考えて
いるのですよ。
日本国が銀行を保護し、銀行が日本企業を保護してきた。
これを、今後も続けることができない以上、柳沢がいみじくも
「銀行と企業の蜜月は終わった」といったように、貸しはがしは
起きるべきして起きる。まずは、弱いところから。
市場原理主義においてのモラル、つまり求められるべき規範は
「損するな」「儲からない事業はやめろ」ですよ。
お客に信頼されるため、とか顧客の利益というのも、
ひいては自分の利益のためだからでしょう。
人として、社会正義として、というものは法律の範囲で規制され
るもの以上のものは要求できません。
ただ、naniwatusuさんから刺激を受け次の言葉で終わります(笑)。
「儲からなくては生きてはいけない。モラルがなくては生きて
ゆく資格がない」