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(回答先: Re: その先はありません（笑） 投稿者 スーパー銭湯 日時 2002 年 10 月 08 日 08:36:35)
スーパー銭湯さん、こんにちは。
>> いまの状態なら「貸しはがし」しか、銀行の生き残る道はない。
>> 一方、叩き売りなら、１０分の１でも仕方ないですね。
>> どちらも、そういう状況にしたのは日本国自体ですし。
>> 今なら買い手が居るだけまだましだと言われかねない。
優良な企業ほど、このようなモラルの低い銀行からお金を借りようともしないし、お金を預けようとしません。事業主体はあくまでも企業であって、企業の業務永続維持発展に貢献しようとせず、我のことしか考えない銀行を、一体誰が信用するというのですか？
”貸しはがし”で、生き残る銀行なんて誰がなんと言おうと、”資本主義という自由経済下”であっても許されるわけないでしょ？銀行とて企業ですが、銀行だけで世の中回ってるんじゃないですよ。
こんな単純な自明の理、”人の道をはずしてはいけない”という事がわからないから、爪弾きに遭っているんであって、それをやめない限り、たとえ銀行といえどもつぶされて当然です。
驕り高ぶりがまだあるから、”それはもうゆるされない”という警鐘が鳴り響いている事こそ、今の銀行株価下落の根本的原因です。
>> ですが、新興市場はパッとしない。なぜか。お金がないからか？
>> あるでしょう、じゃぶじゃぶ。じゃあ、どうして？
>> 資本主義じゃ、投資して見返りがないなら金は出さない。
>> 見返りは、配当なり、売却益を見込めるいわば余剰利益を
>> 生むことが前提。
それは、根本的に目先の利益と規模拡大のみを良しとした過去30年程の銀行体質のお話ですよね。企業の社会貢献度であるとか質的なものに対する配慮のない投資は、一時的には良くとも決して永続できない。それに対する決別ができなかったのが、この過去10年じゃなかったんですか？
>> 経営者やその従業員の給与を賄うだけじゃだめなんですな。
>> 一方、バカ高い水道光熱費も、社会保険料もかかる。
>> 車買うにも税金は高いし、高速道路使うも逆に値上がりしてる。
確かに、今の社会制度では、企業が保身に走ってしまうのは、仕方ありません。なら、それを改善すればいいんじゃないですか？
電子デバイスとかの輸出品目の競争力だけに頼っている時代はもうとっくに終わっています。
社会保険料は、現状の生活永続リスクが高いから、高騰しているんであって、現状の生活永続リスクを、生活環境も含めて細部に渡り改善することで、保険料を下げることはできるんじゃないんですか？
高速道路料金が高いのは、建設費用が高いのもありますが、それ以上に耐用年数が短すぎるのは、問題じゃないんですか？商品としての道路の品質を、世界的に見てかつてないレベルにまで飛躍的に向上させることは、技術立国日本がまだ遣り残している大きな命題です。
社会生活の基盤となる住宅だってそうです。労働生産性向上はもちろんですが、財＝商品としての建造物には、改善の余地がいくらでもあるはずです。もっとも、現代は、建造物を永続的な財とみなすという考え方すら、忘れているとおもえますが。。。（耐用年数３０年って、どう考えても不動産といえないでしょ？これって3千万の住宅なら、”３０年でお釈迦になります。年100万ほどです。月8万ちょいでいかがですか？売り買いにも税金は別にいりますが、完済時には商品価値は０になります。つぶすにもお金が要ります。”という商品ですよね？もちろん、このような単純な理屈だけで、財の価値が決まるわけではありませんが、戦後復興期の基準がそのまま残っているとしか考えられない。）
戦後復興期から高度成長期のような粗悪な家で我慢して満足していたのは、我々ですが、”たててやったんだから文句ゆうなよ”的な中小建築屋の多いこと。すべて悪いとは言いませんが、土建屋さんを優遇し甘やかしすぎた結果であることは、言うまでもないです。
とくに、マンション・ビルといった高層建造物は、近年の老朽化問題によって明らかになっていますが、税制も含め、耐用年数の短さがなんで問題にならないのか、不思議でしかたありません。これこそ構造改革の対照じゃないんでしょうか？
愚痴るのはかんたんですが、それこそ建設的にいきましょうよ。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。