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(回答先: 韓国の金融改革に学ぶも、日本の問題はより大きく複雑(ロイター) 投稿者 Gaia 日時 2002 年 11 月 01 日 12:29:42)
韓国経済を見ると、1997年末に通貨危機が起こり、それを克服する過程ではそれまで通常2%以下だった失業率は一時的には8%程度に達するなど、大きなデフレインパクトが在ったことが解る。
しかし、通貨危機以前に1ドル=800ウォン程度だった為替レートは大幅に下落し、経済の回復後も1200〜1300ウォン程度で推移している。
このため外需が大幅に伸びて内需の落ち込みを補うことが出来た。
98年の名目GDP(国内総生産)はマイナス2%の減少となったが、外需の寄与度は実に14.2%にも達しており、内需のマイナス寄与=−16.2%をかなり相殺している。
韓国が成功した原因としてし、不良債権問題を思い切って公的資金を導入して処理を促進したことも大きいが、その後の外需景気が回復したことも、経済の建て直しに清士、その後の不良債権の発生を抑制するよう働いたと考えられる。(櫨 浩一)
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ウォンの下落率を円に換算すると
120円 → 190円程度となる。
これは、バブルが崩壊する1990年時点の日本の円/ドル購買力平価とほぼ同じ値である。
韓国の金融危機の時に資金供給を行ったのはIMFであるが、さらにその資金の出し手は「日本」である。しかし、日本の不良債権処理は誰も資金を出してはくれない。日本人自身でファイナンスするしかない。
また、半導体市場が一番わかりやすいが、韓国の通貨下落によって国際市場において日本メーカーは価格競争に破れ、現在の苦境を招いている。
韓国を救ったのは、日本だが、日本を助けることが出来るのは日本人しかいない。このことを忘れてはいけないだろう。