現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 米GDP成長加速、3.1%増 7〜9月期☆デフレはどうなる? 投稿者 日時 2002 年 11 月 01 日 00:33:54)
☆なんとかデフレスパイラルになる前に底値で日本の金融業界買いをしたいのだろうなぁ
企業による7〜9月期決算発表が最終盤を迎え、主要500社全体の本業のもうけを示す営業利益は、前年同期比で7%前後増加する見通しとなった。増益決算は2四半期連続で、前期の1.4%増より伸び率は拡大。だが当初予測の二ケタ成長には及ばず、米景気の回復ペースが鈍っていることを反映した格好だ。
米企業の業績予想を集計する調査会社ファースト・コールは、28日までに主要500社のうちの8割が発表を終えた結果から、7〜9月期の営業利益を前年同期比7.2%増と見込む。7月初めには16.6%増と予測していたが、大幅に下方修正した。
今回の決算で全体を底上げしたのは金融業界。最大手のシティグループで、税引き後の最終利益が前年同期比23%増となったほか、バンク・オブ・アメリカで同利益が2.7倍、アメリカン・エキスプレスで2.3倍に膨らんだ。約40年ぶりの低金利に支えられ、住宅ローン、クレジットカードなど消費者向け融資事業が好調だった。
不採算事業の縮小、人員削減など合理化努力で利益を確保したのは素材業界に多かった。約5500人を削減中の化学大手デュポンで利益が3.3倍となり、不採算部門を廃止した紙パルプ最大手インターナショナル・ペーパーは、前年同期の赤字から黒字転換した。
一方、ハイテク業界はまちまち。新製品を投入した半導体最大手インテルで、最終利益が6.5倍、ソフトウエア最大手マイクロソフトで2.1倍になるなど一部は好調だったものの、サン・マイクロシステムズ、ゲートウェイ、アップルコンピュータなどコンピューター関連大手は軒並み赤字。景気の先行きが不透明なことから、企業、個人が情報技術(IT)関連支出を抑え続けていることが響いている。
ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーターの自動車2社は、無利子ローンの導入などで北米の売り上げを伸ばしたが、投資の評価損など多額の特別損失を計上し、いずれも赤字。アメリカン、ユナイテッドなど航空大手5社は、同時多発テロ後の旅客減、安全対策コストの膨張に苦しんでおり、昨年10〜12月期以来、4四半期連続で全社が赤字となった。
ファースト・コール社の集計によると、10〜12月期の500社の営業利益は、前年同期比17%程度増加し、企業業績の回復はより鮮明になる見込みだが、株安や米国によるイラク攻撃への不安などを背景に、米景気を支えてきた個人消費が減退する兆しを見せており、「予測が再び大幅に下方修正される可能性がある」(エコノミスト)という。
(19:40)
home > 経済 >速報
朝日新聞