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小泉純一郎首相は30日午前の臨時閣議で、全閣僚の辞表をとりまとめ、内閣改造を行う。同日午後、首相官邸に組閣本部を設置、同日夜に小泉改造内閣が発足する。首相就任以来、1年5カ月ぶりの初の内閣改造となるが、首相が掲げる構造改革路線の推進や「1内閣1閣僚」方針を踏まえ、交代は少人数の小幅改造にとどまり、大半が留任する見通し。
臨時閣議は午前11時半から開かれる。首相は「構造改革を進めていく新たな体制を構築する」と表明、全閣僚が辞表を提出する。これを受け、首相は留任が固まっている福田康夫官房長官や自民党の山崎拓幹事長らと組閣作業に入る。
首相は内閣改造に向け、(1)04年度には不良債権問題を終結させる(2)道路関係4公団民営化推進委の最終意見を尊重し、郵政民営化の準備を進める(3)日朝国交正常化を再開する――との「基本方針」を示し、賛同する人材を起用する意向だ。
政府内で検討している不良債権処理のための公的資金投入に否定的な立場の柳沢伯夫金融担当相の去就について、山崎氏は29日、テレビの報道番組で「基本方針に合致できるかどうか。金融担当相の政治生命として大事なところで、基本方針で大丈夫だと明確にされるなら留任だと思う」と述べ、調整は可能との見方を示唆した。
また山崎氏は、新たな入閣者について「ハッとすることがあるかもしれない」「今まで気付かなかった人が出てくる可能性はないではない」と述べ、首相が改造内閣の目玉づくりを検討していることを明らかにした。
これまでの調整で、鴻池祥肇(こうのいけ・よしただ)自民党参院国対委員長の初入閣と、川口順子外相、塩川正十郎財務相、竹中平蔵経済財政担当相、坂口力厚生労働相、片山虎之助総務相らの留任が固まり、扇千景国土交通相の留任も有力になっている。
[毎日新聞9月29日]