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(回答先: Re: どうしてそこまで「不良債権」と決めつけて「売らせたいの?」 投稿者 hou 日時 2002 年 9 月 22 日 08:20:54)
おはようございます。そして、はじめまして。
以下、金融界の人ならいまさらの話ですが、言わせてください。
10数年前、BIS規制を知ったときの衝撃は金融界の人に
どれだけの危機感を与えたのか、想像に難くない。
その後の、矢継ぎ早の大量公募増資は自己資本増強を見れば
分かります。
しかし、これまで自分がカキコミしているように、金縛りの
持ち合いを処分することは不可能だった。
とすれば、融資を絞るしかないし、不要不急の不動産、株を
処分するしかない。
当然、資産デフレは起こる。
日本の大銀行がそろってそうせざるをえない事態をBIS(国際金融マフィヤ)が知らないはずはない(笑)。
ちなみに、その決定のちょっとまえに、日本の証券市場は、
門戸解放を迫られ、悪名高き225先物が上場された・・。
ところで、国際金融社会も村社会に見えますけどね。
日本金融機関の田舎者を閉め出す理由にはBIS基準は
あまりにもぴったりですね。これからも、都合良く変わるでしょう。
当時、実際、いまさら相手の金融機関の信用云々をいう必要のない村社会だったんでしょう。日本を除けば。
国際金融のギルド体制は、コスモポリタンでできてますから、
生きる国を選ぶことの出来る人たちが決定している。
彼らにしたら国に保証されてることなんて、「信用」にならない(笑)。
日本の護送船団が許されたのは、最終的に国が金融を守ること
が前提ですから、もともと国際金融マフィアとは相容れないし。
竹中は、日本を米国のようなコスモポリタン社会にしろという。
だから、金持ちが逃げないように累進課税をゆるめろという。
柳沢は、日本の金融の実状から不良債権の処理なんか、できっこ
ないし、そもそも欧米の不良債権の定義に日本はあわないと
思ってるし。
日銀は、戦後銀行を間接金融重視で保護してきて、直接金融が
育たなかったことを知っているから、株はいつまでも銀行は
処分できないことを理解した。だから引き取ることを決定した。
現状の私の理解です。
ちなみに、最後のhouさんのコメントは私も同意です。
米国バブルに果たした金融の今後の動向が興味深いのは。