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(回答先: 日銀総裁、銀行保有株の直接買い取りに意欲――早期に成案策定 投稿者 Ddog 日時 2002 年 9 月 18 日 15:59:18)
☆外為、「日銀株式購入」で大荒れ模様 「円の信認低下」懸念も
NAA 5670 : 2002/09/18 水曜日 18:09
【NQN】18日午後の外国為替市場で円相場が大荒れになった。日銀が
「金融システムの安定を目的に金融機関の保有株式の削減を促す新施策
の導入を検討する」と発表したことをきっかけに、円相場は急落した。
ところが「株価上昇につながれば円高要因にもなり得る」という反対の
見方も広がり、円はその後急伸。予想だにしなかった日銀の思い切った
決断に振り回される1日となった。
株式購入に伴う日銀の保有資産劣化が円への信認低下につながる――
。これが市場が最初に受けた印象だった。「通貨の番人」たる中央銀行
が、通貨の裏付け資産として「紙切れになる可能性もある」(欧州系証
券)株式を買い切るとは、市場参加者は思ってもみなかった。中長期国
債買い切り増額や当座預金残高の引き上げなどという従来の金融緩和の
枠組みに沿った追加緩和方法にとどまるとの予想がもっぱらで、市場に
は「驚き」が広がった。
日銀は「あくまでも金融システムの安定が目的で株価対策ではない」
と説明しているが、市場は「株価が下支えられれば円が買われる」可能
性も捨てきれないでいる。「株式購入の規模などがはっきりしなければ
、株高が円高要因になるのか日銀の資産劣化が円安要因になるのか判断
しかねる」(中島精也・伊藤忠商事チーフエコノミスト)という慎重な
見方が多い。
日銀が株式購入という「禁じ手」に踏み切ったことで、市場の関心は
「政府がどう出るか」に移っている。「さすがに日銀をここまでの政策
判断に追い込んでおいて、政府側が『知らん顔』というわけにはいかな
いだろう」という観測がにわかに高まっている。あす19日には小泉純一
郎首相が「改革の基本方針」を表明する予定で、「ここでも『驚き』の
あるデフレ対策が打ち出されるのではないか」とみられている。
「政府が不良債権問題を抜本的に解決させるような政策に踏み切れば
、円安政策も国際的に容認されるだろう」(梅本徹・モルガン・スタン
レー証券為替ストラテジスト)という声も出ている。財務省がデフレ対
策としての「円安政策」に乗り出すかどうかへの関心は高い。(西田玲
子)
☆日銀株式直接購入 渡辺孝・文教大教授「恐ろしい対応策」
NAA 5709 : 2002/09/18 水曜日 18:30
【NQN】日銀が金融機関の保有株の直接買い入れ検討を表明した。中
央銀行が株式を購入することに対し、市場では不良債権処理の進展を期
待する声がある一方、金融機関のモラルハザード(倫理の欠如)を懸念す
る向きも多い。日銀出身で金融行政に詳しい文教大学国際学部の渡辺孝
教授に聞いた。(聞き手は増永裕樹)
――日銀が株式の購入の検討を発表したが。
「恐ろしい対応というのが率直な感想だ。中央銀行の資産は銀行券の“
見合い”、つまり担保になっている。銀行券の裏付けになるからこそ、
国債など株式と比べて価格変動リスクの小さい金融商品がオペの対象に
限られてきた。株式を購入し、価格変動リスクの最終保有者となること
は、中央銀行として(円の価値を守るという)最低限の鉄則から踏み出し
、一投資家となることに等しい」
――株式相場への影響は。
「短期的には好感されようが、継続性は疑問だ。中央銀行の信認低下を
通じて、中長期的な円資産の魅力が損なわれるとみている」
――日銀は不良債権処理の促進策との位置づけをしているが。
「不良債権処理の促進と株式購入は別の話だ。保有株式の含み損増加が
金融機関の自己資本を毀損(きそん)していることは事実だが、株式購入
が不良債権処理を進めるわけではない。金融庁が検査を厳しくし、資産
査定を厳格化させることが重要だ」
「モラルハザードに対する懸念から、整理回収機構(RCC)の機能強化
のための融資にも反対だったが、それすら飛び越えて株式の直接購入ま
で踏み込みつつあるのは危険な賭けと言わざるを得ない」
――日銀がとるべき政策は。
「金融緩和しても金融機関が国債購入に動き、実体経済へ資金が流入し
ない現状では、効果的な金融政策はないと言っていい」
「不良債権処理促進の点で可能なことは、資産査定の厳格化によって資
本不足となった金融機関へ公的資金を注入する際に金融庁などと足並み
をそろえること。政府保証などを付けた上での資本注入に協力すること
はできるだろう」
「日銀の使命は円の価値を守ることだ。本当に円が減価していいのか。
既に出番は終わったことを説明するのも重要な使命だ」
<朝日>替)日銀、銀行の保有株式を直接購入へ 先進国でも異例
NAA 5736 : 2002/09/18 水曜日 18:41
日本銀行は18日、「現状維持」を決めた金融政策決定会合後に
通常会合を開き、銀行が抱える保有株式が金融システム不安の原因
になっているとして、銀行から保有株を直接購入する方針を決めた
。日銀が株式を購入するのは初めてで、先進諸国の中央銀行でもほ
とんど例がない。実施時期は早ければ年内とみられ、規模も数兆円
に上る見通しだ。
日銀は、「今回かぎりの措置」としているものの、これまで否定
してきた特別的な政策に一歩踏み出したことになる。
記者会見した速水優総裁は、株価対策や流動性供給策との見方を
否定したうえで「銀行が過剰に持っている株式の価格変動リスクが
高まっている。不安を取り除く措置として取り組む」とのべた。買
い取り対象は、銀行の保有する上場株に限定し、生保の保有株は対
象としない。
日銀に対してこれまで、政府・与党や政界から、株式や不動産の
買い入れや担保への活用を求める声が上がっていた。しかし、「日
銀資産が劣化し、通貨の下落を招く」などとして反対してきた。今
回、金融システム安定化のためとはいえ、株式の直接購入に踏み切
ったことで、さらなる追加要請も出かねない情勢だ。
◇財務相、日銀による銀行保有株取得を認可の意向を表明
NAA 5740 : 2002/09/18 水曜日 18:43
塩川正十郎財務相は18日、日銀が金融システム安定化に向け、金融機
関の保有株を買い取る新たな施策を発表したことについて、「いい決断
をしたと評価している」と述べ、日銀の株式購入を認可する考えを表明
した。同日夕、月例経済報告関係閣僚会議終了後、首相官邸で記者団に
語った。
ただ、認可の時期については明言を避ける一方で、「(日銀が買い取
る株式の)基準ははっきりしてもらわないといけない」と注文。認可に
当たり、日銀は銀行保有株の取得基準を明確に示す必要があるとの見方
を示した。
この日の月例経済報告で景気判断を据え置いたことについては「非常
に率直な表現で正しいと思う」と指摘。米国経済の先行き不安を指摘す
る意見があることについては「米国は対応すると言っている」と述べ、
大きな問題はないとの考えを明らかにした。
◇日銀総裁「可及的速やかに」――銀行保有株直接購入で
NAA 5744 : 2002/09/18 水曜日 18:44
日銀の速水優総裁は18日夕、日銀による銀行保有株式の直接買い取り
について「可及的速やかに」と強調、早期実現に意欲を見せた。同日開
いた月例経済報告等に関する関係閣僚会議でも小泉純一郎首相や主要閣
僚、与党政策責任者など出席者に概要を説明したという。反応や評価に
ついては「具体的な点が決まっていないので、まだ評価(の段階)まで
至っていない」と語った。会合終了後に首相官邸で記者団の質問に答え
た。
◇経財相:月例報告、現状では基調判断変えるべきでない
NAA 5775 : 2002/09/18 水曜日 19:14
竹中平蔵経済財政担当相は18日夕、月例経済報告関係閣僚会議の終了
後に記者会見し、景気の基調判断を据え置いたことについて、伸びが鈍
化している生産や輸出も「増加基調に変化があるとは見ていない」とし
、雇用や設備投資などで改善も見られることから「現状では季調判断を
変えるべきではない」との認識を語った。
ただ、先行きについては関係閣僚会議で「今まで以上に注意深く見守
っていく必要がある」と指摘したことを語った。
◇経財相、日銀の銀行保有株買い取り策に不快感を表明
NAA 5787 : 2002/09/18 水曜日 19:30
竹中平蔵経済財政担当相は18日午後、月例経済報告関係閣僚会議の終
了後に記者会見し、同日に日銀が銀行保有株の直接買い取り策の検討を
発表したことに関し、「まずやるべき選択肢があるのに、それを飛び越
えて見たこともない変化球が出てきたのはなぜか」と驚きを隠さなかっ
た。また詳細は把握していないと断った上で「株価変動のリスクを(日
銀が)負うのが良いことなのかどうか」と述べ、この政策について「よ
く理解できない」と不快感を示した。
経財相は、日銀が本来やるべき方策として「オペを多様化するなどで
マネーサプライを増やすことがまず考えられる」と従来通りの主張を語
り、今回の政策が「どういう趣旨、目的でやるのかがよく見えない」と
指摘。今後、この政策がマネーサプライ(貨幣供給量)や企業・銀行の
バランスシートなどにどのような影響を与えるか「私なりに検討したい
」との考えを語った。
◇金融相「株式取得機構と日銀の新施策、両立できる」
NAA 5799 : 2002/09/18 水曜日 19:43
柳沢伯夫金融担当相は18日夕、月例経済報告等に関する関係閣僚会議
で、日銀による銀行保有株式の直接買い取り検討について「株式取得機
構と両立できる」との認識を示した。公明党の冬柴鉄三幹事長が株式持
ち合い解消に備えて設立した銀行等保有株式取得機構と新施策を実施す
る日銀との間で“すみ分け”ができるか質問したのに答えた。
日銀の速水優総裁は「両機関は全く別」と強調。柳沢金融相も日銀は
時価を基本に銀行と話し合って購入の是非を決めるが、取得機構は売り
手・買い手の意見の違いにはかかわらず購入するいわばセーフティネッ
ト(安全網)の役割を持っていると説明。応援役を買ってでた。
柳沢金融相はまた、日銀から事前に銀行保有株の直接買い取り方針に
ついて報告を受けていたことを明かした。これに対し竹中平蔵経済財政
担当相は「聞いていなかった」という。
以上くいっく
竹中へーぞー君は、みんなから、仲間はずれにされてるのかな?
ヘーゾー君は、口が達者で、あたまが良さそうな転校生(民間起用大臣)だったけど、試験をやったら、なんだ、びりッケツ。クラスの仲間にも信用されなくなって、これじゃいじめられちゃうよね。クラス委員長もちょっと・・・・成績がわるい。でも昨日隣のクラスの番長に文句言いに行ってきた。文句言うならいいけれど、隣のクラスの掃除当番やらされそうで、皆文句ぶーぶー。Ddog談
◇日証協、税制改正要望を決定――特定口座の改良も
NAA 5778 : 2002/09/18 水曜日 19:16
日本証券業協会は18日、2003年度の税制改正要望を発表した。株価低
迷を受けた緊急措置として、当分の間、年間1000万円までの株式譲渡益
を申告不要で非課税とするよう求めた。
来年1月から始まる証券会社が納税手続きの一部を代行する特定口座
制度についても、受け入れ商品の範囲拡大や源泉徴収の仕組みの改善な
ど、使い勝手の良い対策作りを要望した。
奥本英一朗会長は非課税要望について「日本経済団体連合会や全国銀
行協会、信託協会とも足並みをそろえ、大胆な軽減を要求したい。政府
は市場にメッセージを発して欲しい」と実現を呼びかけた。
緊急措置のほか、株式譲渡益100万円までの特別控除などの期間限定
の優遇措置の延長や、株式投資信託の解約・償還益についての優遇措置
の導入などを求めた。
以上くいっく
今決定の衝撃は、我々の未来にとって凶とでるか吉とでるかはは、正直分からない、少なくとも目先株式市場にとってはプラスに働くでしょう。
当局の危機感を感じさせるものであり、これに証券税制を再度改正すれば、日経平均8969円は歴史的底値になる可能性がある。キャピタルゲインの非課税としなくても、毎年非課税枠1000万円の恒久化でも十分なのですが(大半の投資家にとっては同じことか)。
Ddog談