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(回答先: 【まあよくない】株価下落:「まあよくない」 小泉首相が懸念表明[毎日新聞10月3日] ( 2002-10-03-21:08 )【絶句】 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 10 月 03 日 22:00:43)
株価はともかく、不良債権問題に関する説明は見逃せない。
>不良債権問題については「まず処理を進めるという意見と、処理をするとデフレが強
>くなるという意見がある。覚悟を決めてやらないといけないでしょうね」と述べた。
この回答の基本論理は9月訪米時にCFRで行った講演内容をそのまま踏襲したものなので、その時にアップした内容を添付する。
「覚悟を決めてやらないといけない」と自覚している政策テーマを、竹中大臣に委ね「今は見守るしかない」と悠長に構える小泉首相は、首相としての適格性を欠くと断じざるを得ない。
誤った政策でも、「陣頭指揮で全身全霊をかけて行う」と言ってくれるのなら、まだ救いがあるのだが...
亀井氏・野中氏などの“抵抗派”の政治家は、今決起せずしていつ決起するというのだろう。
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「小泉首相の説明は対比の論理になっていない」
講演後にCFRで記者会見して姿はTVニュースで見たが、イラク攻撃問題だけで、経済問題は触れてなかった。
講演の内容と思われるが、
>金融機関の不良債権処理について、「不良債権処理をすると、デフレが進み、倒産や
>失業が増えるという人がいる一方で、きちんと処理を進めるべきだという人もいる。
>私の答えは、覚悟して不良債権処理を加速しないといけないという判断だ」と述べた。
小泉首相は、
不良債権処理→デフレが進み倒産や失業が増えるという主張
不良債権処理→きちんと処理を進めるべきという主張
という対比を行い、「私の答えは、覚悟して不良債権処理を加速しないといけない」と結論を出している。
“デフレが進み倒産や失業が増えるという主張”は、不良債権処理を“きちんと処理を進める”とどうなるかという見通しであり、その対比として、「一方で、きちんと処理を進めるべき」という主張を持ち出すのは論理破綻(支離滅裂)である。
不良債権処理→倒産や失業が増えるという主張
不良債権処理→一時的に倒産や失業は増えるがそのような経済状況からのみ回復は可能という主張
という対比なら誤りとは言え理解できるが、“きちんと処理を進めるべきだという”主張にはまったく見通しがない。
小泉首相の論理であれば、
「不良債権処理をきちんと進めると、デフレが進み、倒産や失業が増えるが、私は、覚悟して不良債権処理を加速しないといけないという判断だ」
という内容に約めることができ、単なる「自国破壊者」の言動となる。
誰が講演原稿を書いたんだ!!