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(回答先: 木村剛氏のリスト 投稿者 ご破算に願いましては 日時 2002 年 10 月 02 日 18:53:49)
不良債権処理のプロジェクトチームに木村剛氏?、木村氏ってどんな人
2日の東京株式市場は、後場中ごろに不良債権処理の加速策を検討する特別プロジェクトチームのメンバーに木村剛氏を起用するといった報道が伝わったことをきっかけにして下げ幅を加速。終値では結局、終値ベースのバブル崩壊来最安値を更新して今日の取引を終えるという1日となった。名前が取り沙汰されただけで日経平均株価がバブル崩壊来最安値を更新するという爆弾男、木村剛氏とはいったいどんな人物なのだろうか?
日銀OB、現職は金融コンサルティング会社社長
木村剛氏(40)は、東京大学経済学部卒後、日本銀行を経て1998年にKPMGフィナンシャル・サービス・コンサルティングを設立。現職は同社の代表を務めると同時に日本経済の再生には規制緩和よりも不良債権処理の促進が先決との立場から不良債権処理論議では常に最右翼に位置してき人物となる。
日本銀行在職中は、金融監督庁委員や通産省アジア通商金融研究会委員なども歴任しており、金融制度行政に関しては第一人者といった声も強い。特に、小泉政権成立後に内々に官邸に提出したとされている「過剰債務30社リスト」の存在が明るみになってからはテレビなどにも金融問題の解説者として出演、その知名度を一般に広めると同時に今年に入ってからは柳沢前金融担当相の国会答弁の矛盾をまとめた著作「粉飾答弁」を出版、のらりくらりと不良債権処理の促進を避けてきた柳沢大臣を真っ向から批判する論陣を張ってきた。
不良債権処理論議の最右翼、行き着く先にはハードランディング
それだけに市場では木村氏は不良債権処理論議の最右翼に位置すると目する向きが強く、不良債権処理に積極的な竹中新金融担当相やそれ以上に不良債権処理に積極的な木村氏がコンビを組めば、日本経済のハードランディングは避けられないとする見方を誘ったことが今日の株安の大きな要因になったものと見られている。
それにも関わらず市場では木村氏を批判するといった声は今のところは少ない。不良債権問題が日本の成長を妨げているという彼の主張は論理的に守備一貫としており、経済評論家としてみる限り批判する余地がない、といったところのようだ。
きょうの市場の動きを見る限り木村氏は日銀が送り込んだ最終兵器との感も強い。果たして最終兵器は日本経済を破壊し尽くす結果となるのか、それとも創造的破壊となるのか、どちらにせよ、木村氏の先にはハードランディングしかなさそうだ。(テクノバーン)
[10月2日19時12分更新]