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4日の東京株式市場は、前日の東京市場を起点とした世界同時株安の流れを止めることができず、寄付直後から銀行株や主力ハイテク株が軒並み売られ、平均株価は7営業日連続で下落。一時9000円の大台を割り込み、前日に続き、バブル崩壊後の最安値を更新して、この日の取引を終えた。終値は、前日終値比141円95銭安の9075円09銭。
平均株価が8000円台を付けたのは、昭和58年8月12日以来ほぼ19年ぶり。
この日は、前日に、東京市場に続いて、欧州、米国も軒並み大幅安となったことを嫌気し、寄付直後から、銀行株のほか、ハイテク、通信などの主力株が軒並み売り気配となるなど、幅広い銘柄に売りが先行。先行き不安から買い手不在が一段と強まり、ほぼ全面安となった。
午前9時半ごろに、一時9000円割れ目前まで迫った段階で、わずかに買い戻されたが、戻りは限定的。午後に入ると、押し目買いどころかさらに売りを上乗せする動きが広がり、午後2時に8995円を付けた。その後は9000円の攻防となり、終値では大台を維持した。
市場では株安が銀行経営を直撃するとの不安感が強まっており、「市場は弱気一色で、外国人投資家、国内機関投資家、個人投資家などすべての層が売っている」(中堅証券)という。
市場は「一時的とはいえ9000円の節目を割り込んだことで、下値のメドがなくなり、一気に8500円まで水準を切り下げる可能性がある」(外資系証券)との懸念が高まっている。