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(回答先: 技術革新の芽を非難する発想は良くない 投稿者 Ddog 日時 2002 年 8 月 28 日 11:11:23)
Ddogさんへ、レスありがとうございます。私も途上国の水問題と淡水化技術をからめて先進国批判をしているつもりはありません。私が問題としているのは、環境破壊にも繋がる淡水化技術を「環境ビジネス」と言ってPRする企業とそれを支援するマスコミの姿勢です。もしそれが、21世紀の日本国家の戦略の脈絡の中で行われているとしたら、あまりにもさもしいのではないのでしょうか? もし「環境」という言葉を使ってビジネスなり国家戦略を展開していくのであれば、何がこれまで環境破壊を行ってきたのかということを見つめ直す必要があると思います。その作業をすっ飛ばして、肌触りがいい「環境ビジネス」や「環境に優しい」といった言葉を安易に利用していくことに20世紀の旧態ビジネスモデルとなんら変わらないと思ってしまいます。そのような展開は、自ずから結果は知れていると思います。ですから、もし淡水化事業をきちんと育成したいのなら、公平なEIA(環境影響調査)を行い、その結果を公表して、住民を交えてプラスとマイナスを議論していくことが必要だと思います。日経新聞の記事には、マイナスの点や課題についての指摘はありませんでした。
新技術を潰しているのは、私のような意見を環境原理主義者(私はそう思いませんが、むしろ現実主義者と思っています)として排除していく思想だと思います。
ネガティブな点を指摘するのは「技術革新の芽を非難する発想である」という考え方は、21世紀には無理があるのではないのでしょうか?