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(回答先: 日本の大手生保・銀行間のダブルギアリング資本に関する考察 S&Pフォーラム 投稿者 招き猫 日時 2002 年 9 月 11 日 15:18:16)
もし万が一、朝日生命が破綻するようなことがあれば、拠出している第一勧銀にとっと、金と劣後ローンの全額が回収不能に陥る。もちろん、銀行側は生保への拠出金に対しては引当はしていない。この焦げ付きは相当なインパクトになることは間違いない。
万が一のことがあっとは困るのは、もう一つ理由がある。融資が回収不能になるだけでなく、保有株が売却されるからだ。過去の生保の破綻例を見ると、破綻直後に株式の大量売却がみられた。
破綻しなくとも、生保の経営危機は保有する株式の売却を通じて、株価下落をさらに加速させる可能性もある。
さらに株価下落はほかの生保の保有株の含み損を拡大、特に、時価会計のもとでは銀行の自己資本を直撃する。
もし、相互会社である生保が株式会社化して、ある金融グループの持ち株会社の傘下に完全に入ったら、どうなるか。すくなくとも持ち合い部分は相殺され、本当の実態が見えてくるはずだ。