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現実と論理の違い 投稿者 あっしら 日時 2002 年 9 月 11 日 15:50:59:

(回答先: 世界経済支配層の寄生先 投稿者 Ddog 日時 2002 年 9 月 11 日 12:46:02)

現実と論理の違い

Ddogさん、こんにちわ。

敵に塩を送る内容を書きたくないので、チラリズムになりますが...


>確かに、兌換開始より、8000tあるぞと、ちらつかせたほうが、効果的かもしれませ
>ん。
>兌換策より金上昇政策の方が有効ということでしょうか?

兌換策よりは、金価格上昇のほうが有効です。

金価格が現在の2倍の1オンス=640ドルになれば、日本の対米債権は、金価値ベースで1/2になります。もちろん、一般物価も金に対して1/2になりますから、実質的に1/2になるわけではありませんが、金保有量の違いが購買力というかたちでの経済力の差として現れるようになります。

かつてから言っている金価格上昇予測の背景にはこのような考えがあります。


>さて、現在経済支配層なる人々は、そのほとんどは米国もしくは西ヨーロパに御在住
>と思います。たまにカリブの別荘とか温暖化で水没しそうな南の島へ行かれるでしょ
>う。
>疑問です、彼らは社会生活を営まないでしょうか?自分たちの広大な邸宅の中で外部
>と遮断されて生きているのでしょうか?多分NOです。彼らとて、日々買い物をし
>て、映画も見たり、観劇もするでしょう、子供を育て教育するでしょう。多分健全な
>社会生活を営んでいると思います、また満足する社会生活を営みたいでしょう。
>あっしらさんはユダヤ陰謀史観論者ではないと思いますが、社会支配層の人々は、寄
>生虫で、国家忠誠意志が希薄であると主張されています。寄生虫とて、自分の生活環
>境は良くしたいでしょう。特に子供の教育には何より環境でしょう、6歳からずっと
>スイスの寄宿学校へ入れるとも思いません。寄生先を米国以外のどこへ移すと言うの
>でしょう?中国ですか?ありえないと思います。寄生虫も住む環境は選ぶでしょう。
>米国を食潰して、すべての経済支配層がヨーロッパへ回帰するというシナリオです
>か?それなら多少納得します。

経済支配層の通貨的“富”を米国経済(米ドル)から切り離すからと言っても、彼らの現実の生活スタイルが変わるわけではありません。
それは、欧州に住んでいる経済支配層の通貨的“富”が米国経済(米ドル)にリンクしているからと言って、米国で生活しなければならないわけではないことと同じです。

通貨的“富”を米国経済(米ドル)から切り離しても、必要な米ドルを手に入れることはできますからね。

と言うことを前提に、具体的な疑問を投げかけていただいたので、少し説明します。

● 「自分たちの広大な邸宅の中で外部と遮断されて生きているのでしょうか?」

 これまでも実質そうですが、今後ますます、経済支配層に敵対しない外部との関係に集約されていくでしょう。
 米国や欧州の「対テロ法案」&「治安強化」も、経済支配層及びその執事達にできるだけ害が及ばないようにするためのものです。


● 「彼らとて、日々買い物をして、映画も見たり、観劇もするでしょう、子供を育て教育するでしょう。」

 経済支配層が快楽を追求するエリアは、警察(軍事)力で安全性が確保されるでしょうし、「デフレ不況」が深刻化すれば、彼らが求める対象は、庶民の手が届かない価格となるので管理もしやすくなります。

 アイビーリーグを中心とする大学も、私立ですから、学費を上げれば、庶民は入学できなくなります。(今も近いものがありますが、階層固定的教育機関になるでしょう)


 大都市とリゾート地さえ防御すれば、彼らは、これまで通り、豊かで楽しい生活を送ることができます。(個々人の邸宅は自衛が基本ですが...)

 そのための治安維持経費は、“国民”や“居住者”である彼らも少しは負担するとしても、貧乏人を含む一般国民が大半を負担します。


>最も現実的に考えられるのは、米国を食潰さない方法を選択するでしょう。彼らと
>て、社会生活は営むのですし、また米国に代わる寄生先は存在しないでしょう。
>米国以外に寄生先を移さない最大の理由は、ご指摘のとおり、軍事力です。最近の米
>軍は、SFを具現化したような突出した装備戦力になってしまっている。もはや世界
>中で、正規軍で米軍を超えることは、不可能ではないかと思う。いかに中国が経済成
>長しても、軍事力での覇権は不可能でしょう。更に米国は食料生産国で、これ以上の
>寄生先は、狭い地球には存在しないのと違いますか?

米国経済は既に食いつぶされています。
経済支配層は、沈む船や沈没を遅らせるために多額の費用が必要な船にしがみつくことはありません。

米国の軍事力は、彼らにとって魅力的な資産ですから、それを活かす術はきちんと考えているでしょう。

経済支配層は、生活の場としての米国には寄生しても、通貨的“富”を増大するための寄生先としての米国を見捨てると思われます。


>FPさんがいっておられました、金への兌換でなく、他の食料だとかリンクする案、
>悪くはない考えとも思いませんか?ドル価値の裏書は、一定量を保有する国に対し
>て、米国との自由貿易権と、食料輸入権とショバ代(米国に軍事行使をうけない権)
>とすると、ドルを保有したくなるでしょうね。

消費されてしまったり、気候や土壌など自然条件の変動などで生産が不安定になる物を貨幣の価値ベースにすることはないと考えています。

もちろん、原油などの天然資源・農産物・武器といった財が、通貨的“富”を増大する手段としてフルに活用されるとは思っています。


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