現在地 HOME > 掲示板
★阿修羅♪
|
現在地 HOME > 掲示板
★阿修羅♪
|
|
(回答先: 米国株ＦＯＭＣ控え低調 投稿者 Ｄｄｏｇ 日時 2002 年 8 月 13 日 08:10:35)
WSJ-決算内容保証、明日の最終期限は平穏無事か？
ニューヨーク（ウォール・ストリート・ジャーナル）明日の午後５時、企業会計慣行
について、投資家は多少安心するだろうか、それともがっかりするだろうか？
多分、どちらでもなかろう。米企業の何百人もの最高経営責任者と最高財務責任者が
、自社の決算報告書の内容を保証するよう義務づけた、米証券取引委員会（SEC）の
締切り日が明日に迫っており、これが注目を集めてきたのだが、市場全体にとって、
少なくとも短期的には、多分何も変わらないだろう。
「8月14日は、重要性という意味では、2000年1月1日と同じだろう」と、あるポート
フォリオ・マネージャーは言う。「市場を動かす出来事は、驚きのあるものに限られ
る。これは、当然に、驚くようなものではない。」
確かに、明日の保証最終期限と2000年問題に対する懸念との比較は、説得力がある。
いずれも、カウントダウンについて、人々が強い興味を抱いている点を浮き彫りにし
ている。広範囲に知れ渡っていることから、いずれも十分に分析され、その時に至る
ずっと前から予期されていた。いずれの場合も、経営首脳は恐怖心から神経質になり
、十分な時間をかけて確実な準備を進めた。そして、自分の会社は余裕を持って対応
を済ませたことを目立たせたい一部の企業は、最終期限に先立って準備完了を発表し
た。
米金融市場の歴史において例外的ともいえる、企業による粉飾問題が相次ぐ中で、明
日がこの最終期限を迎える。エンロン、グローバル・クロッシング、ワールドコム、
そして他に何十社もの公開企業において、会計上の不適切な行為が指摘され、これが
速射機関銃のように市場を乱射し、そして、投資家は逃げるように物陰に隠れた。従
って、多くの投資家が、現在よりも自信を強めて市場に戻ってくることが出来るよう
に、悪材料出尽くしの兆しを捜し求めてきたのは驚くべきことではない。
今回の場合、このカウントダウンはいくつかのシナリオを呼び起こしているが、明る
いものもあれば、それほど明るくないものもある。一つの見方は、大手企業の経営幹
部の中に署名を拒否する、ないしは、もっと悪い場合には、決算のやり直しを発表す
る場合が懸念され、これが市場の信頼を一段と損ねるというものだ。他方で、8月14
日の最終期限を過ぎれば、決算報告に関する投資家の信頼が回復するだろうとの見方
もある。とりわけ、当日に新たなる会計スキャンダルが発生しないかぎり、これが期
待できるという。この最終期限は、年間売上高が12億ドル以上で、しかもカレンダー
会計年度で決算を行っている企業に適用される。
しかし、おそらく、この経営トップの保証を必要とする新規制の影響は、多分段階的
に波及するものとなろう。最初の段階では、SECの最終期限それ自体でさえ、ふらつ
いている。6月に発表されたSECの規制のよれば、明日の最終期限は、745社に適用さ
れるが、カレンダー会計年度ではない他の200社に関しては、経営幹部がSECに対して
宣誓供述書を提出する最終期限が、11月29日まで認められている。他の証明事項も、
今後追加されることになる。7月30日にブッシュ大統領によって署名された会計改革
法では、米国におけるすべての公開企業の最高経営責任者と最高財務責任者は、主要
な財務上の提出書類について、その正確性と完全性を誓う声明書を、今年提出するこ
とを義務づけられることになろう。
（8月13日付Heard On The Streetより）
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。