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シカゴ市場の穀物相場が12日、米農務省発表の穀物需給報告を受けた供給懸念を背景に急騰した。
需給報告は、今夏の米穀物生産地帯での降雨が少量だったことを理由に、2002年度の米トウモロコシ生産高を2億2572万トン、大豆を7153万トンと予想、事前の市場見通しをいずれも大きく下回る内容となった。このため穀物の需給関係がひっ迫するとの観測が広がり、シカゴ商品取引所(CBOT)に上場されているトウモロコシ12月きりの終値は前週末比10.75セント高の2ドル72.25セント、大豆11月きりの終値は同27.50セント高の5ドル52.75セントと大幅高となった。