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(回答先: これが“勝ち組”第二地銀リストだ〜金融コンフィ版、危ないのは東北のX銀行〔株ZAKZAK2002/8/12〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 12 日 16:25:22)
08/12 15:01 ひしめき、パイ奪い合う 規模拡大し信用補完 金融401
共同
地域金融機関の生き残り競争が本格化してきた。不況で収益基盤
が先細る中で、預金の払戻保証額を限定するペイオフの凍結解除で
、預金者の選別は過酷さを増している。自治体、金融当局を巻き込
んだ地域金融再生の行方を追った。
▽銀行過剰
いち早く再編で揺れたのが九州。福岡シティ銀行、長崎銀行と「
三行統合」を検討した九州銀行(長崎県佐世保市)が二○○一年三
月、離脱して親和銀行(同市)との経営統合に走った。福岡シティ
銀は長崎銀を子会社化し、今年四月、西日本銀行(福岡市)と一年
後に持ち株会社による経営統合を決定。再編劇はめまぐるしく進行
した。
三行統合の計画では、統合後の経営方法などをめぐり「経営トッ
プ、金融当局間の足並みが一致しなかった」(地元銀行幹部)。九
州では第一幕、二幕に続き次の再編のうわさがくすぶっている。こ
うした地域金融界の地殻変動は、今年四月からの段階的なペイオフ
解禁に対応した信用補完が最大の狙いだ。
地域金融は、経済規模が小さいのに、銀行や信用金庫などがひし
めく「オーバーバンキング(銀行過剰)」からの脱却が課題になっ
ている。福岡県は地銀、第二地銀が計五行、長崎県は四行が競い合
ってきた。
株価低迷による評価損や不良債権処理で、地銀、第二地銀は今年
三月期決算で全体の三分の一、四十行以上が赤字決算にあえいだ。
統合は、地元企業の倒産などを受けて「パイの食い合い」を防ぐ狙
いもある。
▽後押し
関東で有数の金融激戦区の茨城県でも昨年末ごろから関東銀行(
土浦市)、つくば銀行(下妻市)、茨城銀行(水戸市)の三行が統
合を模索した。だが茨城銀の大株主や経営陣の意見がまとまらず今
年三月、関東、つくば両行の合併に構想は切り替わったという。
金融庁も、合併や統合を公的資金投入や税制面の優遇措置などで
後押しするため法的整備を進める考えだが、再編をめぐる利害関係
者の調整は容易でない。合併、統合後の合理化も簡単には進まない
。
広島県の広島総合銀行(広島市)とせとうち銀行(呉市)は昨年
九月、統合し「もみじフィナンシャルグループ」を設立した。○四
年五月に預金管理の基幹システム統合を目指すが、今春のみずほフ
ィナンシャルグループのような大規模なシステム障害を起こせば「
経営基盤は吹っ飛んでしまう」(幹部)。経営者らの不安は尽きな
い。
同じ地域で競い、対立関係にあった金融機関が、一転して統合に
動き出す。「青写真のない再編劇」(金融筋)に危うさが漂う。
(了) 020812 1500
[2002-08-12-15:01]