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これが“勝ち組”第二地銀リストだ〜金融コンフィ版、危ないのは東北のX銀行〔株ZAKZAK2002/8/12〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 12 日 16:25:22:

「ぜひ、『信金リスト』に続いて、『金融コンフィデンシャル版“勝ち組”第二地銀リスト』も作ってほしい」
「勝ち組リストだけでなく、負け組リストも掲載してほしい」
先週末、8月10日付の当コラムで、前述のコメントに登場する「金融コンフィデンシャル版“勝ち組”信金リスト」を掲載したところ、読者から大きな反響があった。
そもそも、このリストは、筆者が独自に実施した調査を元に作成したもので、今回は読者の要望が最も強かった「“勝ち組”第二地銀リスト」を作成し、紹介する。
第二地銀56行の中で、“ペイオフ一部解禁”が実施された今年4月1日以降、4、5、6月の3カ月間で、コンスタントに預金を増加させた銀行−当コラムで言う“勝ち組”−は、わずかに7行しかなかったのが実情だ。
とりあえず、以下にその具体名を紹介する。
北洋銀行(札幌市)、みなと銀行(神戸市)、福岡シティ銀行(福岡市)、愛媛銀行(松山市)、関西銀行(大阪市)、トマト銀行(岡山市)、島根銀行(松江市)。
今回、リストを作成するにあたって使用した預金指標は、数字のコントロールが容易な「月末の残高」ではなく、「月中の平均残高(月中平残)」を使用した。
この“勝ち組7行”の特徴をピックアップすると、北洋銀行、みなと銀行、福岡シティ銀行の3行は、いずれも規模の面で第二地銀上位5行にカウントされる第2地銀大手行だ。
また、みなと銀行と関西銀行の両行は、“ビッグ4”の一角を占める三井住友銀行の直系銀行とでもいうべき銀行だ。
「つまり、みなと銀行と関西銀行は、三井住友銀行によって信用補完されていると見るべきだろう」(第二地銀役員)
そうなってくると、独立系中小第二地銀は、ほぼ壊滅状態にあるのが実情だ。
そうした第二地銀業界にあって、ネガティブな意味で筆者が密かに注目する銀行がある。
その銀行とは、東北地方に本店を置くX銀行だ。ここで、その実名を明かしてしまうことは、その影響があまりにも大きいと思われるので、とりあえず東北地方に本店を置く“X銀行”という表現にとどめておくことにする。
そして、このX銀行の預貸率(貸出金÷総預金)の推移が以下に示すような不気味な傾向を示しているのである。
93%(4月末)→93%(5月末)→91%(6月末)
このX銀行の預貸率は、まさにレッドゾーンに突入した状況にあると言っていいだろう。ここで言う“レッドゾーン”とは預貸率が90%を超えた状態にあることをいい、具体的には資金ショート寸前の状態に置かれていることを指す。
「現実問題として預貸率が100%を超えた瞬間に、X銀行は資金繰り破綻という状態に追い込まれるだろう。もし、マーケットでの資金調達が成功すれば、その破綻は回避できるであろうが、X銀行の信用力では不可能に近い」(大手第二地銀幹部)
6月に入って、やや小康状態を取り戻したX銀行であるが、ペイオフ全面解禁を控え今後の動向には要警戒だ。
当コラムでも、X銀行については今後も注意を払っていきたい。

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