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(回答先: 優れた歴史家サイードによる、米国内のユダヤ系の人々に対する一考察 投稿者 招き猫 日時 2002 年 8 月 09 日 15:00:26)
私の投稿は自分が定点観測しているNYTというアメリカを代表する”高級紙”において、最近露骨にアメリカ人を親イスラエルにひきよせようとする記事が散見するようになったという基本認識に基づいています。
アイコンを使ったイスラエル人の棺の拡大、ヒットラーの青年期をえがく映画を現在ハリウッドが製作しているらしいがまだできてもないのにもう攻撃を始めたり、ある日のトップ記事が”アメリカ国民の多くはイスラエルに共感をいだいている”(どうしてそれがトップ記事なのか?)だったりと明らかに常軌をいっしてきているから投稿したまでです。
ちなみにワシントンポストにはこうした傾向は(少なくともNYT程は)強くありません。FTなどヨーロッパ系のメディアを読んでいると、「どうしてアメリカ人はヨーロッパは反ユダヤの偏見でこりかたまっていてもう相手にすべきでないと考えているのか」と自問自答する記事をよく見ます。
おっしゃられるような”ユダヤ人はこうである”という考え方は健全ではないし、ユダヤ人陰謀論を聞くとそうした人は陰謀論を流すことでどういう利益をえるのか、何を目的としているのかを考えるのが僕のスタイルです。当然、この投稿を読まれている方は私、楽観派は何の目的でユダヤ人陰謀論はそれ自体陰謀であると主張するのか、それによりどういう利益をえるのかを疑うことをお勧めします。
僕は海外のメディアを盲信している訳ではなく、多様な偏見に満ち満ちた情報の中から自分が”真実”とかんじるものをさがしているだけであり、東アジアの報道をのぞけば日本のメディアは欧米のメディアと同じ程度に偏見にそまっているだけと考えます。
重要なのは体制派も商売なら反体制派も商売であり、そうした人々を批判する連中も商売であり、真実とは自分が真実と考えるものが真実だと思います。
具体例を1つ。日本を代表する官僚養成大学は東大と早稲田である。政治家もこの2つの大学出身が最も多い。それを批判すべきマスコミでの二大学閥はやはり東大と早稲田である。そしてマスコミは公共の電波を私物化し天下り先・自分の子弟の送り込みさきとしている。そうした視点をもって新聞を読めば真剣な官僚や政治家の批判などできないことは自明であり、当然様々なソースからの情報で補完する必要があります。だからと言って「俺は東大や早稲田を出た記者の書くものは読まない」といったら常識を疑われるでしょう。