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(回答先: 日米連鎖不況が始まった〜V字回復の危機・米国は「失われた10年」に突入し、日本は「失われた20年」が始まる(週刊エコノミスト8月13・20日合併号) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 07 日 19:52:07)
>20世紀末から21世紀初めにかけて、日米経済は同一方向に動きだしてきた。
相変わらずの「日本の停滞」に今度は「米国の停滞」が重なり合ってきた。
現在、資金が集中しているのは中国なので、少し期待できるとしたら、そう
いった地域だろうが、実際は、沿岸地域は不動産コストや人件費の高騰でか
なり成熟しつつあるようだ。
90年代の日本の停滞は情報化投資の遅れによって米国(MS、INtel、
CISCO)にITの美味しい部分を先に取られてしまった点、円高による高コスト
体質によるアジア特に中国に世界の生産拠点が移って空洞化が進んでいる点
にある、つまり単に先進国病が急速に進みつつあるにも関わらず新規産業
(国内資金の投資先、国際資金の受入先)が無いということであって、米国
の失速はIT投資の一巡とIT産業の急速な成熟化による需要の停滞、それを見
越した国際資金の流出による調整の急激な進行ということ。新規産業として
はバイオくらいしか無いが、ITに比べると具体的な利益(省力化、コスト削
減)が今一つ見えず経済規模も小さいようだ。その場合、90年代においてさらに
世界の極少数者に集積した資金の行き場は無くなり、カタストロフによる金融資産の
磨耗によるしか需要の創造は期待できない。まして仮に円安が進んでも米国
など世界の需要が低迷していれば単なるアジア生産国家群の間の投資消耗戦と
労働条件の悪化以外何があるか?
確かに医療年金等の歳出削減を止め、非効率な公共投資等を通じて国債積み
増しを行い、需要を喚起することは一時的にはGDPの維持に効果的だが、非効率を
そのままにして行えば、結局多くの部分は国内への投資や消費には回されず、
輸入増と預貯金、そして海外への資金流失によって、将来により大きな問題
を先送りするだけであろう。問題の本質は世界的な生産過剰構造にあり、
これは工業の世界が、途上国農業化していることを意味している。つまり
投資に対する見返りが極度に低下し、一方で競争のため際限無い投資を
必要とする構造に問題がある。超低金利が生産性の低い産業の撤退を
妨げてきたことがその主因であろう。
非採算企業を温存したまま一時的に世界の牽引車になることよりも、歳出削
減と構造改革で失職した人々に対する安全ネットを作る方が遥かに低コスト
で倫理的にも正しいことに思える。
高賃金でコスト国内に確実に金利の取れる安定した投資先がほとんど無い状
況では、日本の金融機関の多くは既に不適応状態に陥っている。老人ばかり
で空洞化し科学技術の優位も失って、フローを生み出す体力が無くならない
今のうちに厳しい外科手術(倒産による世界的に見て非常に高い給与水準の
是正、高い失業とGDPの数年に亘る減少を伴う構造改革)を受けておいた方が
やはり将来の日本のためには良いと思うのは少数派だろうか。
#海外逃避を既に選択している人々も多いのかもしれないが。。
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