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(回答先: “政府紙幣”構想を弄ぶ 《本家「榊原論文」は未読》 投稿者 あっしら 日時 2002 年 8 月 02 日 19:57:07)
あっしらさん、榊原論文は政府紙幣の使用を不良債権問題処理のためだけに限定していましたが、あなたのアイデアはそれよりもさらに過激ですね。
このような事態になった時、日銀は通貨政策の一貫性を保ち、イニシアチブを握りつづけるために、「政府紙幣の買いオペ」を始めるのではないでしょうか。法律で政府紙幣と日銀券は等価と定められるのですから、政府紙幣を買い入れるのと同額の日銀券を新規発行することになります。金融機関を通じたマネーサプライの増大がままならぬ中、この方式だと有効に貨幣が経済に注入されてゆくということになりますよね。
その一方で日銀のバランスシートはというと、資産の側に政府紙幣が何十兆円かバーンと入ってきて、それに見合う負債側が買い入れに合わせて発行した日銀券ということになりますよね。膨張したバランスシートのこの部分は何十年でも何百年でも塩漬けしちゃえば良いわけよね。
そうしてみると、政府紙幣発行から日銀の「買いオペ」終了までの一連のプロセスは、政府が無利子・無期限の国債を発行し、日銀に直接引受けさせるのと同じ効果を持つ事になりますね。ただ、政府紙幣の方が法律さえできちゃえば国債より機動的に動けそうだし、諸外国や国民の目を欺きやすいかも(笑。