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(回答先: 新紙幣、財務相発案 首相「ヒットだな」〔東京新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 02 日 17:22:33)
政府が二日発表した流通紙幣の一新で、しめりがちの景気に心理的には明るさが出てくることが期待される。ただ、金融機関やJRなど運輸各社には機械の更新に伴う設備投資コストを懸念する声も出ており、産業界では歓迎と戸惑いが相半ばしている。
●自販機メーカー
「新紙幣がどんなデザイン、大きさになるのか分からない。これから対応を考えなくては」と、自動販売機メーカー大手の富士電機冷機。業界は「偽造対策にもなり、基本的に歓迎」(日本自動販売機工業会)と、新規需要に向けて期待する。
ATMシェア二割を占めるオムロンも「とりあえず歓迎する」(広報部)と特需を期待。新紙幣の大きさがどうなるのかなど、規格によって改良か更新かが決まるが、改良だと一台当たり数十万円、更新となれば機能にもよるが、一台当たり数百万円の新規需要が見込まれるという。
●鉄 道
自動券売機を多数抱えるJR各社は、突然の新札発行案に「現時点では何も話のしようがない」(JR東日本)と困惑気味。切符の自動販売機の切り替えに膨大なコストがかかることが予想されるためだ。
JR東日本の自動券売機は二〇〇一年三月末現在で約四千五百台。二千円札対応に約二千六百台を改修し、その際には約四億円の改修費用がかかった。JR東海は二千円札誕生時に約三百七十台を改修、四億−五億円程度の費用がかかったが、今回はそのほぼ倍。乗客数が伸びないなかでの大きな出費に「改修しなければいけませんねえ」と、頭を抱えている。
●金融機関
銀行もATMや現金自動支払機(CD)の改良など、新札に対応したコンピューターシステムの整備を行わなければならず、その分、新たなコスト負担が発生する。
一昨年、二千円札が新たに発行された際は、ソフトの更新だけで対応できたため、ATM一台当たりのコストは約三十万円だった。今回の場合、最新の印刷技術、高度な偽造防止技術が使われる予定で、内容次第ではコストはさらにかさむ。