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(回答先: 新紙幣「特需」期待、 ATM、自販機株に買い〜オムロン、沖電気など買われる〔株ZAKZAK〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 02 日 17:37:48)
「紙幣一新」の方針を受けて、銀行の現金自動預入払出機(ATM)や自動販売機などのメーカーは、「特需」がどれだけの規模になるか注目している。ただ、景気低迷の影響で、新札の発行は、ATMや自販機を一新する大きな「買い替え需要」にはつながらず、「政府が狙うほどの景気浮揚効果はない」という冷めた見方もある。
関係業界によると、金融機関のATMは全国に約16万台、飲料・たばこの自販機は約330万台で、それ以外も加えれば550万台の自販機がある。
金融機関向けの両替機や紙幣選別機でトップシェアを持つグローリー工業(兵庫県姫路市)は、銀行などからの需要拡大を見込んでいる。「84年に紙幣が刷新された時点とは、取り扱う機種や台数が比較にならないほど大きい」(広報室)と、「特需」の再来に期待を寄せる。
ただ、多くのメーカーでは、新紙幣が流通しても、機械本体の置き換えでなく、現在使っているATMや自販機の電子部品やソフトウエアを変更して対応する動きが中心になりそうだ、という。
自動販売機向けの、紙幣の識別機最大手の日本コンラックスは、識別機が一新されるのに比べ、ソフトウエアの変更だけで対応する場合は「売り上げで100倍から1000倍の違いが出る」(可児智之総務部長)としている。
自販機大手のメーカー関係者は「自販機を購入する飲料メーカーなどは、どれだけ費用をかけずに対応するか知恵を絞る。特需など期待できない」という。ATMについても、大手銀行に納入している日本ATMの埜村淳営業本部副本部長は「不良債権問題に苦しむ銀行が、新しい機種の買い替えに動くとは思えない」と指摘する。
中には「新札発行を機に、機械を一新する買い替え需要が欲しい」という期待もあるが、景気低迷のなかでメーカー各社が大きな投資に動く可能性には否定的な見方がもっぱらだ。 (18:19)