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(回答先: 花のお江戸の市場経済システム 投稿者 てんさい(い) 日時 2002 年 7 月 28 日 01:10:06)
この転載元サイト、JOGはお気に入りです。ここ十数年江戸時代再評価運動の一連の書籍は、本棚の一区画を占有しています。大石慎三郎、石川英輔、川勝平太etcの著作は、とても知的興奮を誘います。これらの書籍を読むと、江戸時代の江戸町人を人類が経験した最高に幸せな社会、江戸時代は理想郷にも感じてしまいます。
しかし、現実に生きた人達は、そんなこと一つも感じず、幸せは当たり前と思い、日々何かしら不安、不満ストレスがある社会に感じていたにちがいありません。同時代の李氏朝鮮の農民(黄文雄の本を読みすぎか?)、大英帝国の炭坑労働者、いわゆる世界の庶民階級と比較してどれほど幸せか、彼らは知りませんでした。
2000年初頭の日本に住む我々も、日々満腹にご飯をたべ、ネットで世界中の情報を自由に満喫し、気軽に海外旅行へ行ける現代の幸せの側面に感謝しなければと思っています。
100年後の人々からどれほど幸せか羨ましがれるかも知れません。あいつらのおかげで、我々は不幸だと思っているに違いないかもしれません。次の世代の為に、我々は一人一人は無力でも、なにが出来るか? 多分議論しても何の役にも立たなと思うが、知識層の底辺として、世論形成の一翼を担えるかも知れません。(偽善者みたいな文章)
話は戻りますが、もし、地球と日本の未来があるとするなら、日本の国策を江戸システムの現代への応用を掲げたらどうでしょうか。閉じた世界で、高度リサイクル社会と、環境保護をしながらの文明文化の発展、参考になるシステムだと思います。
でも幕藩体制は、経済的財政破綻(特に藩の財政)が その安定社会の崩壊のきっかけになったのも事実なんだよねー。