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(回答先: このテーマはちょっとこだわってみます 投稿者 匿名希望 日時 2002 年 8 月 24 日 17:50:24)
憐憫という言葉がお気にさわりまたか。
ごめんなさい。
傷つける気はないんですよ。
ただ、高学歴の人や、キャリアと言われる人にたいして、
普通の人たちは、あなたがおっしゃるように、嫉妬も感じるのでしょうが、
憐憫も感じているのも、ご存知でしょう。
憐憫というのが、青白いお受験秀才にたいする、
一般人の基本的な感情じゃないでしょうか。
だってほんの数年しかない青春時代を、
お受験にあけくれた人たちを、
あわれだなぁ、と思う以外にどんな感想もないじゃありませんか。
かわいそうに、もう、とりかえしがつかないなぁ、
って思うんです。
書物や、おっしゃるようなロゴスの世界に、
すばらしい陶酔があるのかもしれませんが、
そんなことは、わたしたちのような、夜遊び派には、わかりません。
駅前のこうこうと明るい塾の窓を見上げながら、
わたしどもが思うことと言えば、
野山や街や海には、こんなにたのしいことがあるのに、
なんの因果でか、いまごろ問題集を、冷や汗かきながら、
やってるご苦労さんなひとたちがいるんだなぁ、
って感じですよ。
憐憫以外の感情ではありません。
>貴殿が求めているのは高潔さではなく、貴殿のような庶民階層に対する共感でしょう。
もうひとつ憐憫を感ずるとすれば、
あなたが、私がなにものかもしらないはずなのに、私のことを「庶民」と、
即断する軽薄さですね。
その軽薄さでもってあなたは、
世界の大多数を庶民として、軽視しておられるのでしょう。
庶民と非庶民とでは、どちらが多数派ですか。
非庶民のほうが圧倒的に少数ですよね。
で、あなたは、非庶民にのみ耳目を開き、庶民を無視しようとされている。
そうすると、あなたは、日々生きていて、
圧倒的な多数人たちを無視していることになる。
権力のない人間は、
つねに他人の脅威におびえています。
つまり、世の中のすべての人にたいして、敏感にならざるを得ない。
あなたのような、目の前に多くの人々がとおりすぎても、
その人々の人間性にたいてして、盲しいている方と、
日々、出会う人たちにたいして、どきどきしながら、
せいいっぱいお付き合いしている人たちとのあいだには、
それこと、月とスッポンほども、人間というものにたいする、
経験量の違いがあるとは思いませんか。
お受験秀才は、平均より知能が高いのかもしれません。
しかし、そこにあなたのような傲慢さがあるならば、
きわめて貧弱な人間経験しかもちえないのであり、
人間智において、平凡な人間よりも、はるかに劣ってしまう場合があるのだ、
ということは、ロゴスとして、ご理解いただけるかと思います。
そういう、権力者の
貧弱な人間経験にたいしても、
庶民は、憐憫をいだくといえますでしょうか。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。