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(回答先: 「1兆円減税」は効果なし、実質増税だ!〜借金返済や蓄えに回るだけ、「増税だけが重く…」(ZAKZAK 2002/08/23) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 23 日 17:02:06)
>ひいては、給与カットやリストラにあえぐサラリーマンがまた、泣きをみることになる。
結局こうなるわけですね。カネ持ちを更にカネ持ちにし、貧乏人はますます貧乏になる。GDPの6割を占めるといわれている個人消費はますます冷え込み、経済は縮小均衡にむかう。
カネ持ちに必需財は行き届いています。消費するのは奢侈財です。それに対して、貧乏人は必需財を多く消費します。奢侈財にまで可処分所得がまわりません。
可処分所得とは、自由に使えるおカネのことです。カネ持ちの可処分所得は多く、貧乏人のそれは少ない。言いかえれば、カネ持ちの消費性向は低く、貧乏人のそれは高い、ということです。
例えば、年収600万円の人の食費が年200万円だとします。年収6000万円の人は年2000万円食費を使いますか? 年収が10倍であれば、食費や光熱費は10倍になりますか? ならないでしょう。普通は。
ですから、貧乏人からカネを取ろうと思っても、取れません。なぜなら、カネがないからです。昔の人はいいことを言いました。「ない袖は振れない」のです。広く薄く取ろうと思ってもそううまくはいかないでしょう。私見ですが。
カネ持ち=減税、貧乏人=増税の経済政策は景気にブレーキをかける政策です。経済はマネーのフローが如何に潤滑に行われるかを考えることが大切です。
「経済とは限りある資源の最適配分である」。昔、私が学校で師匠がおっしゃっていた言葉です。私もその通りだと考えます。
皆様はどのように考えますか?