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(回答先: Re: このテーマはちょっとこだわってみます 投稿者 poppepper 日時 2002 年 8 月 24 日 19:45:42)
先進国の中で出生率2.0を超えるのは米国のみです。しかもこれとてラテン系米国人が4人の子供を持つのが普通といった特殊事情に支えられてのことで、その要因を除いて見ると他の先進国と差はありません。高学歴社会への移行に伴い、一人の子の成長までにかける金額が高騰していることが背景にあります。
しかし、一方で住宅事情、託児所などの不備、女性の職場環境の問題等が問題を悪化させていることも事実で、これらの環境整備は継続してゆくことになるでしょう。
より抜本的には、日本国内における貧富の差を増大させない(低所得層の底上げを図る)、教育コストの低減を図る、教育の全面親掛かりという発想を転換させて行く、などの措置が必要です。
他方で国家経営としては、ある程度の少子化が継続することを前提とした制度設計が求められます。