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(回答先: あっしらさんへ 投稿者 596 日時 2002 年 8 月 19 日 23:07:35)
596さん、こんばんわ。
>借金がチャラになった上に、ますますデフレ不況が深化するのであれば有り難い事で
>す。
>デフレはカネが無いことですから、ますます札を刷ります。
日銀が国債を引き受けることでは借金がチャラにはならないので、借金をチャラにするのであれば、公的債務にはならない“政府紙幣”で借金を返していくほうが好ましい手法だと思っています。
日銀券である限り、刷っても使われなかったり、公的債務の積み上げになってしまうので、刷ったらちゃんと使われ、公的債務にならない“政府紙幣”のほうが理に叶っていると思っています。
但し、大局としては可だと思っていますが、現状の解決策として“政府紙幣”を使うべきだとは思っていません。
使われずに持たれているカネを吸い上げることが政治的に困難であれば、窮余の策として使うしかないという立場です。(そこまで日本経済の先行きは危ないという認識をしています)
デフレは供給される財の量に対して使われるカネが少ないことですが、一概に「デフレはカネが無いこと」とは言えないと思います。
事情は様々ですが、持っているカネをそれほど経済活動に使わない状況と考えた方がいいと思います。
>現在は歳入がいくらあっても足らない現状です。財政支出を大きく増加させなければ
>ならないでしょう。
>ただし財政支出を大きく増加することで公共投資を増加すればますます大きな政府に
>なりますから、民需を活発にするために財政支出を増加させます。
財政状況から従来的な手法では財政支出を拡大するのは困難ですが、民需を活発にするために、緊急避難的に異常な手法を使ってでも財政支出を拡大するのはやむを得ないと思っています。(公共投資は、住環境の改善など絞り込んだ目的にすべきだと思っています)
現状の政策のまま時が過ぎていくに任せていれば、戦後55年以上かけて厖大な汗と智恵を注ぎながら築いてきた日本経済はガラガラと音を立てて崩れていきます。
いったん崩れた経済を立て直すのは至難の業です。
このまま「いつかはデフレ不況も終わるだろう」とか、「米国経済が良くなれば」といった淡い期待を持ち続けていれば、日本経済=日本国民は、とてつもない災厄にみまわれることになります。
阿修羅サイトは最近ちょっとばかり不調のようですね。