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(回答先: Re: レスありがとうございます 投稿者 596 日時 2002 年 8 月 20 日 23:44:00)
596さん、こんにちわ。
無利息無期限の国債を引き受ける日銀の財務状況は“実体”のない資産で膨らみ、存立意義がなくなるでしょう。
それはそれで構わないと思っていますが、そのような状況は放置できないので、異なる通貨供給システムを構築する必要があります。
前回もやり取りしましたが、「徹底的改革」は具体的な内容を示さない限り、「ばら色の未来」以前に現在の経済的苦境が解消できるかどうかさえ判断できません。
例えば、「規制緩和」ですが、それをやって効果がある経済状況とそれをやると状況がさらに悪化してしまう経済状況とがあります。
「デフレ不況」では、3社でやっていれば利益は出ないとしても費用が回収できるのに、7社に増えたことで価格が下落し(デフレが進む)、どの会社も費用さえ回収できないという結果(倒産や不良債権が増える)になることもあります。(現在のような「デフレ不況」であれば、そうなる可能性が高い)
新規会社の成立は一時的な経済効果をもたらしますが、費用さえ回収できない経営状況が続けば破綻につながり、そこに貸し出しを行った銀行は不良債権を抱え込むことになり、出資したり債券を買った人たちも損失を被ることになります。
普遍的な経済政策というのはないのですから、状況に応じた合理的な政策を採らなければなりません。