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(回答先: 塩川財務相:相当突っ込んだ円高を心配していた−115円発言で弁明(東京7月18日ブルームバーグ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 7 月 18 日 13:37:50)
日本銀行の速水優総裁は18日午前、参院財政金融委員会で、「今の為替は円高ではなくて、ドルの全面安だ」としたうえで、「ドルを売ってほかの通貨を買う動きがいつまでも続くものではないのではないかと考えている。その意味では、この辺のところでもう少し様子をみていれば、情勢は少し変わるかなとすら思っている」と述べた。峰崎直樹氏(民 主)の質問に答えた。
速水総裁は「米企業の不正会計や、中東情勢の不安、企業収益の先行き不透明感もあって、米国株が下がり、ドルが下がっている面がある。しかし、それ以外にも大きな流れがある。米国の経常赤字は(国内総生産の)4%に達しており、財政も赤字になった。70年代、80年代にドルが弱くて困ったときのような状態が戻ってきている」と指摘した。
さらに「米国の対外債務は2兆ドルを超えており、ドルが下がるとなると、ドルを抱えている投資家がドルを売って、ほかの通貨に向かって動き出すのは当たり前であり、普通のことだ。円との関係だけで動いているわけではない」と述べた。
速水総裁はそのうえで「ただ、今はほかの通貨といっても、かつてマルクやスイスフランなどたくさんあった状況とは違うので、ドルを売ってほかの通貨を買う動きがいつまでも続くものではないのではないかと考えている」としている。