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オニール米財務長官は、訪問先のオシ大学で記者団に、米国は強いドルを支持する政策に引き続き注力している、と述べた。
同長官は、ドル相場は対ユーロで下落したものの、ユーロは1999年1月の導入以来、失った価値のわずか半分程度を回復したに過ぎない、と指摘した。
これより先、同財務長官は学生らの質問に対し、2年半前のユーロの価値は1.17ドルだったが9カ月前は0.83ドルだったと答えており、「これらは1ドルをはさんで上下17セントの水準で、きょうは1ユーロ=約1ドルとなっている」として、こうした動きが異常ではないことを示唆した。
同財務長官は学生らに、「為替相場は、将来の各国の生産性伸び率を市場がどう見るかによって、時間の流れの中で決まってくるものなので、個々の国の生産性伸び率を研究することを勧める」と語った。
それは欧州の生産性が米国よりも高いことを意味するか、との記者団の問いには直接の回答を避けながらも、米国の強いドル政策に変更はない、との認識を示した。
同財務長官は、「政策に変更はない。これは純理論的な議論だ」と述べ、「政策と異なるものを示唆しようという意図は何もなかった」と付け加えた。