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(回答先: 今週米国株展望 クイックより 投稿者 Ddog 日時 2002 年 7 月 15 日 07:52:00)
☆今日の株式・軟調な展開か 価格競争激化でNECなどに注目
NAA 1758 : 2002/07/15 月曜日 08:10
【NQN】週明け15日の東京株式相場は軟調に推移しそうだ。前週末の
米国株相場が大幅下落したことで買い手控えムードが強まり、東京市場
の取引も売り優勢で始まる公算が大きい。円高・ドル安に歯止めがかか
らない外国為替相場も輸出企業を中心に上値を抑える要因に働くだろう
。
前週末12日の米国株相場はダウ工業株30種平均が117ドル下げ、ナスダ
ック総合指数も小安くなった。7月のミシガン大学・消費者態度指数(
速報値)が86.5と6月の確定値(92.4)から大幅悪化したのが影響した
。東京市場でも米国の個人消費の落ち込みが意識されそうだ。シカゴ市
場の日経平均先物9月物の清算値は1万485円と大証終値と比べて125円
安かった。
14日付の日本経済新聞は「UFJ、みずほコーポレート、三井住友の
3行がダイエーの再建支援のため、債務の株式化で優先株の一部に議決
権を持たせ、日本政策投資銀行が計画している企業再建ファンドへの売
却を目指す」と報じた。個別企業の経営問題が銀行の経営問題にまで波
及するのを避けやすくするほか、政策投資銀行の参画はダイエー株の評
価を高める効果を生み出しそう。一部の内容は既報だったが、企業再建
策の新機軸として改めて注目されそうだ。
NECや富士通にも注目が集まりそうだ。14日付の日本経済新聞が「
日本IBMが大手システム販売会社を対象に卸値を最大4割程度引き下
げる優遇制度を月内に導入する」と報じた。企業向けの分野でも価格競
争が激しくなりそうで、NECや富士通の収益回復シナリオにどう影響
するのかを市場が探る展開になりそうだ。また、ダウ・ジョーンズ工業
株価平均、MSCI JAPAN、FTSE日本の3指数を対象にした
先物取引がきょう15日に大証に上場する。(増永裕樹)
※各情報提供社の「今週の注目点」を業態別にまとめました。
業態:国内証券、外国証券、信託銀行、投信・投資顧問、生保
(各社ごとに「」で区切って表記しています)
【国内証券】
「引き続き米国株式市場と為替の動きに注目。持ち合い解消売りの本格化もあ
り、当面は上値の重い展開が続きそう」
「先週同様、米国株式と為替動向が注目点だが、今週は米国の4〜6月期決算発
表が本格化するため、この動向が焦点となる。特に16日のインテル、17日のIBM、1
8日のマイクロソフト、サン・マイクロシステムズの発表が注目される。国内では来週から今年度
第一四半期決算が出てくるが、その観測記事などにも注意しておきたい。依然、
小型、内需の好業績株の個別物色の展開を予想」
「先々週末のNY市場は、独立記念日を大過なく通過したことからテロ再発懸念が
後退し、NYダウは過去10番目の上げ幅を記録した。これを受け、週明けの東京市
場も買い主導の展開となり、日経平均株価は6月14日以来の11000円台を一時回
復した。しかし、その後、日経平均株価は手掛かり材料難から目標達成感が台
頭し上値の重たい展開となった。需給面に措いては公的年金と思われる買いが
入ったこともあり、売り方の買い戻しを誘う場面も見受けられた。だが、そこ
から上値を買い上がる要因は全く無く、買い戻しが一巡すると再び元のジリ貧
の展開となった。週末のSQは、売り方と思われていたD証券が寄付直前に25万株
の買い注文を執行し一銘柄当り約5万株前後の買い越しとなり、前日の終値比で
約200円近くも上昇しSQ値を形成した。しかし、そこからは週末要因で上げ幅を
縮小し、10601円で取引を終えた。
今週は米国企業の決算発表が集中する。新聞等の先週までの報道の論調は、意
図的にかは判らないが、米国相場離れを示唆するようなコメントが散見されたが、
ここまで企業決算が集中するとそうは行くまい。やはり、米国市場や為替動向
が焦点になると思われる。また、今週も再び需給面に措いては月央の年金買い
に期待が集まりそうだが、ことわざ通り、『祇園祭り』の宵山とならなければ
よいのだが」
「今週は国内的には大きな材料に乏しく、米国の四半期決算を受けた米国株睨
みの展開か。決算発表が一段落すれば、NY市場がリバウンドするとの見方が多く短
期的にはそのとおりかもしれないが、中期的には安易な楽観は禁物だろう。NY
の下げに比べ日本株が底堅いのは事実だが、消去法的な発想はリスクが大きい」
「米企業決算発表と米株価動向。為替市場動向」
「日経平均の予想レンジは10300〜11000円を想定。引き続き米国市場の動向や円
相場の動向などに注目しながらの展開」
「本格化する米国企業の決算発表。米国株式は突っ込み警戒ゾーンに到達してお
り、個別企業の決算発表をキッカケにリバウンドの可能性。とりわけ、東京市場との相
関性が高く、株価も大幅に下げたハイテク株の動向が注目点」
「国内は、日銀金融政策決定会合があるが、政策の変更はなさそう。また5月鉱
工業生産の改訂値と一緒に設備稼働率指数と生産能力指数が発表されるが、設
備投資との絡みで注目したい。米国は景況感が強弱分かれているだけに、
グリーンスパンFRB議長の議会証言に注目。日米とも底を固めたいところ」
【外国証券】
「 米国企業の四半期決算がすべて。会計疑惑に加え企業決算が悪ければ10000
円に接近も」
「為替動向。米国景気・NY株式動向。外国人投資家動向」
「米国企業の決算発表とグリーンスパンFRB議長の証言」
「グリーンスパン議会証言、米国住宅着工、6月粗鋼生産、5月米国貿易収支、為替動
向に注目」
【信託銀行】
「米国における企業会計への不信感が欧州に飛び火し、欧米株価の下落が続い
ており、海外投資家の日本企業の決算書に対する疑念も高まりつつある。その
点からは、15日に開催されるオリックスの説明会でマイナス材料が出ないことを願いたい。
また、株主総会を終え、多くの企業からエクイティファイナンスが発表され、個別銘柄毎
にはEPSの希薄化も懸念される。仮に115円を超えるような円高が進む展開では、
企業業績(株価)に与える影響は無視できない。さらに、今後の政局を占う
上で長野における展開も要注意。ただ、株価的には、欧米での自律反発も予想
され堅調な展開を予想する」
「米国企業の決算動向。米国株式の下落に歯止めがかかるか。ドル安の加速に歯
止めがかかるか」
【投信・投資顧問】
「 円高が更に進むかどうか。介入が入るかどうか。米国株の調整が続くかどう
か」
「為替動向が最大の注目点。週初に日本の5月の経常収支が発表となるが、円高
に振れ易い局面が続いているだけに、急激な円高は株式市場にとっては厳しい。
米国株が反発となっても、為替要因による企業業績への悪影響が徐々に
ボディブローのように効いてくる危険性が高まっている。政策には呆れ返るほど期待で
きないことから、今週は下値模索が続きそうである」
「不安定な米国株式相場に振られる動きが継続しよう。 円ドルの動きに注目」
「 企業会計疑惑で大揺れの米国株式市場は、大幅な株価調整もあり一旦は落ち
着きを取り戻す展開を想定している。先週末に発表されたDELLコンピュータの業績上
方修正も市場の動揺をおさえる好材料となっている。日本市場もTOPIXが1000
ポイント近辺まで調整したことから、ハイテク株等に買い戻しが期待できる。但し、米
国の問題は依然として暗い影を落としており問題の根は深い。更に企業業績等
で強いサポートがない限り、日米市場ともに自律反発の域は出ないものと考える」
「 米国の4〜6月の決算発表で更なる悪材料が出てくるか、またこれに対する株
式市場の反応が底難く推移するか、調整色を更に強めるか」
「米国企業決算発表とドル円相場」
「今週も米国株式動向、為替動向という外部要因に左右される展開が続きそう
だ。材料的にも注目されるのは米国企業決算や鉱工業生産などの米国経済指標
が中心で、国内要因の相場に与える影響は限定的となりそうだ」
「今週も米企業決算が重要。米株底打ちの声も聞かれるが、テクニカルリバウンドの域
を脱していない印象をもつ。また米株=米ドルの弱さが問題で、米ドルは対アジア通
貨でも下落する傾向をみせるなど今週も投資環境は不安定と言えよう」
【生保】
「もう少し下げ余地はあると思います。しかし、そろそろ買い下がりでいいの
では・・・」
「米国で主要企業の決算発表があり、米国株が下げ止まるかに注目」
「今週から発表が本格化する米国決算は、既に大きな下方修正は出ていること
もあり、むしろポジティブサプライズが期待される。しかし、度重なる米国の会計疑
惑と円高定着により、国内投資家を覆う慎重ムードは簡単に晴れそうもない。
下値は堅いと考えられるが、上値を追える状況ではないと考えられる」 7/15 確報28社
ブルレシオ ベアレシオ
<全般> 今週 前週 今週 前週 <注目銘柄トップ10>
[今週末] 18% 48% 7% 0% <社数> コード 銘柄名
[1ヵ月後] 32% 33% 25% 11% 5 ( 6) 5401 新日鉄
[3ヵ月後] 36% 33% 18% 22% 5 ( 8) 6758 ソニー
5 ( 5) 9437 NTTドコモ
<セクター別> 4 ( 3) 4502 武 田
素材 26% 30% 11% 4% 4 ( 2) 7267 ホンダ
鉄鋼・機械 39% 52% 7% 11% 4 ( 5) 8035 東エレク
自動車 14% 26% 39% 15% 3 ( 1) 3893 日本ユニパ
建設・不動産 18% 22% 21% 15% 3 ( 4) 6502 東 芝
医薬・食品 18% 11% 29% 33% 3 ( 2) 6701 NEC
電気・精密 25% 56% 46% 11% 3 ( 4) 6963 ローム
公益 21% 22% 29% 41%
通信 21% 37% 29% 15%
消費 39% 30% 11% 4%
金融 29% 26% 25% 15%
※毎週、月曜日の朝8時までに情報提供社(STOC830〜参照)からアンケートを
回収。ブル(強気)、ニュートラル(中立)、ベア(弱気)のそれぞれの全体比
(レシオ)を算出しています。前週との増減比較で数値をご覧ください。
注目銘柄は、今週、市場で人気になると予想される銘柄です。
☆今週の円・1ドル=115円台視野に――通貨当局の介入姿勢が焦点
NAA 1757 : 2002/07/15 月曜日 08:08
【NQN】今週の外国為替市場で円相場はなお上値を試し、昨年9月の
米テロ直後に付けた1ドル=115円台が視野に入りそうだ。米国株相場が
不安定な動きを続けるなど、ドルの先安観が変わるきっかけは特に見当
たらない。塩川正十郎財務相は4日に「1ドル=115円までの円高は避け
たい」との認識を示したが、115円台が近づく水準で財務省・日銀が円
買いの勢いを止められるかどうかが当面の焦点になろう。
前週末12日の海外市場で円相場は1ドル=116円45銭まで上昇し、連日
で米同時テロ後の高値を更新した。ミシガン大学が調査した7月の消費
者態度指数が市場の事前予想を下回り、米国株相場が下落したことが影
響した。介入警戒感からその後は伸び悩んだが、米家庭用品大手プロク
ター・アンド・ギャンブル(P&G)に会計疑惑のうわさが広がったこ
となどでドル買いは持ち高調整の範囲にとどまった。ニューヨーク市場
の終値は東京市場の終値比で10銭円安・ドル高の1ドル=116円80―90銭
。
今週はグリーンスパン米連邦準備理事会(FRB)議長が16、17日に
米上院銀行委員会で証言する。最近の株安傾向を受け、同議長が米景気
への影響にどう言及するのかに関心が高い。かつてグリーンスパン氏は
米国株高に対して「根拠なき熱狂」と評価したが、その例に従って「『
根拠なき悲観』などと株式市場の過度の悲観論をいさめるのでは」とい
う見方も出ている。さらにその後の質疑応答で今後の金融政策に触れる
可能性もあり、米国株相場や債券相場を通じて円・ドル相場が揺さぶら
れる場面も想定できよう。
経済指標では19日に公表される5月の貿易収支と6月の財政収支が注
目材料。これまでは経常収支の悪化がドルを売る手掛かりの一つだった
だけに、赤字幅が拡大すればドル売り材料となる公算が大きい。このほ
か6月の米鉱工業生産・設備稼働率(16日)、6月の景気先行指数(18
日)や、6月の米消費者物価指数(19日)なども内容次第で相場材料に
なりそうだ。国内では、15、16の両日、日銀の金融政策決定会合が開か
れる。17日に塩川正十郎財務相の定例記者会見、19日に速水優日銀総裁
の記者会見がある。(今 晶)