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坂口力厚生労働相は9日の閣議に、雇用の現状や失業実態をまとめた2002年版の「労働経済の分析(労働経済白書)」を報告、了承を得た。白書は失業率と産業構造(製造業、サービス業への依存度)の関係を分析。「2000年の失業率は製造業就業者比率が高い県で低く、サービス業就業者比率が高い県では高い傾向にある」と指摘。製造業の雇用吸収力をあらためて裏付けた形だ。01年については、有力製造業を持つ地域も「情報技術(IT)や輸出関連産業の不調で失業率が大きく悪化した」としている。白書は今回、長期失業問題など、日本の失業の状況を初めて多角的に分析した。