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(回答先: Re: ひまわりの贋作 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 7 月 08 日 22:40:28)
>要するに価値の計量単位としての貨幣は、労働価値を基礎としているのではなく、労
>働価値は貨幣の性質の一部を成すにすぎないということです。
金貨でさえ制限回数がないまましかも減価もせずに全き表示単位の通貨として使われていたのですから、労働価値を基礎にしていないとも言えます。(新産金が金貨として初めて使われるときのみ労働価値を基礎にしている)
あれこれと既存経済学との関係で逆説的な説明もしているので分かりにくいと思いますが、財の取引を媒介する機能としての通貨は、それ自身「労働価値」を基礎とする必要がないというのが私の通貨に関する考え方です。
通貨は、「労働価値」がかたちになったものである労働成果財の価格表示機能にその役割は収斂できるというのが結論です。
>つまり、価値とは人の心と体の欲求と必要が産みだすものなのです。
>人間が紙幣などという紙切れに価値があると信じているから紙幣を誰も只の紙と思わ
>ずに使っているのです。
言われていることは理解できるつもりですが、それでは、経済社会の動きを説明することも、「デフレ不況」の原因や解決策も見出せないと思います。
せめて、なぜ、「人間が紙幣などという紙切れに価値があると信じている」のかを考えてみられることをお勧めします。