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07/05 15:55 為替相場の安定策を議論 ASEM財務相会議 外経69
【コペンハーゲン5日共同】アジア・欧州二十五カ国の財務相ら
が金融や経済の相互協力の在り方などを話し合うアジア欧州会議(
ASEM)財務相会議が五日、二日間の日程でコペンハーゲンで開
幕する。日本からは塩川正十郎財務相が出席。
初日の会合では、安定した為替相場制度づくりに向けてアジアと
欧州各国が共同で研究するため、昨年の神戸会議で発足した「神戸
リサーチプロジェクト」の研究成果を日本が報告。
報告書はアジア通貨危機を教訓に(1)地域事情を踏まえた「ア
ジア通貨基金(AMF)」の設立(2)アジア諸国が自国通貨をド
ルのほかに円やユーロにも連動させる「通貨バスケット制度」の創
設(3)域内経済の相互監視(サーベイランス)の強化―などを提
言している。
地域経済の動向に関するスピーチで塩川財務相は、日本の景気が
底入れしたとの認識をあらためて示した上で、政府として税制や規
制改革を柱にデフレ克服に引き続き取り組んでいることを強調、海
外からの日本経済に対する懸念の払しょくに努める。
また、米景気が二番底に陥るとの不安や企業会計の不正を背景と
した最近のドル安や株価低迷が、輸出依存度の高いアジア地域に及
ぼす影響についても意見が交わされるもようだ。
会議は六日に議長声明を採択して閉幕する。
(了) 020705 1554
[2002-07-05-15:55]
07/05 16:16 アジア通貨基金構想 外経72
アジア通貨基金(AMF)構想 アジア通貨危機さなかの199
7年、日本は東南アジア諸国連合(ASEAN)の賛同を得て、国
際通貨基金(IMF)を補完するAMFの設立を提案した。しかし
、アジアが独自の国際機関を通じてまとまることを米国が警戒、日
本が主導権を握るとみた中国も慎重姿勢を示した。さらに、IMF
よりも緩い条件での貸出機関の設立にIMFが反対、構想は頓挫し
た。日本政府は現在、「AMFは中長期的に実現できれば良い」(
黒田東彦財務官)との立場を取っている。(共同)
(了) 020705 1615
[2002-07-05-16:16]