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今、ドルとユーロがパリティーに近づいている。だがユーロに死角はないのか?たくさんある。
まずブラジルだ。ブラジルはワールドカップにもかかわらずカルドーゾ大統領が日本に観戦にこれないほどの経済危機にある。ブラジルがアルジェンチンと大きく違うのは債務がブラジルの場合、自国民によりささえられているということだ。つまりブラジル国債をブラジル人が買ったきたのだが、10月の総選挙を前に国債の販売が急激に減っている。ところでブラジルにはヨーロッパ、特にドイツが多額の投資を行っている。
トルコはどうだろう?ここ1ヶ月で短期国債の利率が30%上がっているという。トルコもまたヨーロッパ、特にドイツの投資額が多い。
ロシアはどうだろう?今は石油に支えられて4%程度の成長を見込んでいるようだが、昨年12月にはドイツの銀行に対し債務不履行をおこしている(結局1ヶ月後に払った)。石油価格が下がれば簡単に債務不履行をおこすだろう。ロシアへの貸付もヨーロッパ、特にドイツが多い。
リスクヘッジをするつもりでユーロ債などを買うと手痛い目にあうかもしれない。