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(回答先: 経済的離陸の条件:中国と韓国 投稿者 楽観派 日時 2002 年 6 月 27 日 19:36:04)
楽観派さん、こんばんわ。
私への問いかけではないと思いますが、簡単にレスします。
まず、タイトルの内容は、そのすべてが好ましいものという価値観的な判断は一切含まれていません。(“純粋”に経済論理的な判断です)
台湾・韓国・中国をイメージしてもらいたいのですが、
「米国との良好関係」:台湾・韓国は戦後5年後くらいから、中国は80年頃からですが、生産したものを輸出できる一大市場である米国と敵対していれば、離陸は難しい。
また、米国資本からの投資や融資も重要である。
台湾・韓国は、軍事的援助も受けており、これはドルの獲得という面で大きな役割を果たした。
「日本の旧支配地域」:台湾と韓国は終戦時まで日本領で、その過程で近代的産業基盤の基礎が造られた。中国も、旧満州(東北部)がそうであり、共産中国でも重工業を中心に大きな役割を担った。
「独裁統治」:台湾と韓国はこれを終結させたが、中国は現在なお続けている。「独裁統治」は、資本の原始的蓄積や資本の集約的割り当てで大きな働きができる。
北朝鮮に欠けているのは「米国との良好関係」です。北朝鮮が、当初韓国よりも経済発展したのは、鉄鉱石鉱山などの存在で、韓国よりも「日本の旧支配地域」が持つメリットを活かせたからです。
中国製ワインは飲んだことがあります。白でマスカット種を使ったものでしたが、甘くそれほどうまいと思うものではありませんでした。
私も韓国の岩肌むき出しの山々を見たことがありますが、日本は、自然条件にも本当に恵まれています。
(アメリカのワイン農家が水を引き込んでいるのは、これから先問題になっていくと思っていますが...)