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(回答先: 米エンロンが15億ドル裏処理(産経新聞) 投稿者 sanetomi 日時 2002 年 6 月 23 日 09:14:56)
2001年はじめに15億ドル(およそ1千8百億円)の“裏利益”があり、“表利益”を取り崩して幹部社員に巨額ボーナスを出した数ヶ月後に、「デリバティブ取引で5兆円規模の損失を出した」ことを理由に破産申請したエンロンが、「破綻詐欺」を働いたのは明白であろう。
なぜなら、5兆円というデリバティブ取引で利益を上げた“相手方”は、エンロンから支払いをしてもらえずに大弱りのはずなのに、それが誰(ら)かさえ公表されていないからだ。
その利益をあてにして、別の投資活動を行っているはずだから、エンロンからの支払いがなければ、玉突き的に問題が拡大する。
既に、破産申請から半年以上も経過しているのに、「大損こいた」とか、「儲けそこなった」という会社や個人は現れていない。
これは、「デリバティブ取引で5兆円規模の損失を出した」という事実がなかったことを意味する。
>隠した利益は、同社の2000年の純益の約1・5倍にも相当。ただ、同社の破たん
>時には、問題の準備金はなくなっていたという。
帳簿に計上していなかった隠し利益だから、誰(ら)かが持ち逃げしたってこと。
>準備金は本来、裁判の賠償金支払いなど特別な損失に備える目的で積み立てる。エン
>ロン側は、取引先の電力会社の破たんに備えた措置と主張している。
帳簿に計上していなかった“裏利益”を、本来の“準備金”のように扱って記事を書く記者は意図は何?
エンロンが、帳簿に計上していない“裏利益”を使って、“表事業”の思わぬ損失に対応する会社だって、誰が信じるというの??
カリフォルニア州の例を見てもわかるように、電力会社が公的機関に泣き付いて絞り取った税金を回させるに決まってんじゃん。(加州政府は、電力危機に見舞われた上に、5兆円もの追い銭を支払った)
電力は社会の基礎的インフレという“公共サービス”だもの、公的機関は否応なく面倒を見るしかないもんね。
「エンロン問題」は、ブッシュ政権との関係云々という狭い問題ではなく、米国(世界)経済社会全体に大きく関る問題である。
※ 参考書き込み
『「エンロン破綻」は“経済破壊=金融マフィアぼろ儲け”作戦の予行演習 <エンロンは今なお優良企業でSEC(米証券取引委員会)も共犯>』
http://www.asyura.com/sora/hasan5/msg/1082.html
『【経済問題を認識する視点】『世界同時大不況』を歓呼の声で迎える人たち』
http://www.asyura.com/2002/bd17/msg/534.html