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06/22 12:08 アルゼンチン中銀総裁辞任 IMFとの交渉に悪影響 外経43
【リオデジャネイロ21日共同】アルゼンチンからの報道による
と、深刻な経済危機に陥っている同国の中央銀行のブレヘル総裁が
三十日付で辞任することになった。有力紙クラリンによるとドゥア
ルデ大統領が二十一日確認した。同総裁は週明けにも職務を離れ、
ピニャネリ副総裁が当面代理を務める見通し。
同総裁は国際通貨基金(IMF)に勤務した経歴から、IMFと
のパイプ役と期待されたが、ラバニャ経済財政相と対立、五月から
辞任のうわさが絶えなかった。国際金融支援の再開に向けたIMF
との交渉が最終局面を迎える中での辞任で、交渉への悪影響が懸念
される。
同国では一月にも政府の預金凍結策の緩和に否定的なマカロネ総
裁が解任されたばかり。
ブレヘル総裁は、ラバニャ経済財政相が進める定期預金の国債へ
の転換策に対し、超インフレやペソの暴落、銀行の破たん加速を招
くと批判していた。
大統領は、預金凍結への国民の不満を「時限爆弾」と評し、物価
や金融の安定を優先する中銀の抵抗を押し切り、国債への転換策を
導入したが、十八日からの受け付け開始に預金者の反応は鈍く、転
換策の成否は不透明だ。
(了) 020622 1207
[2002-06-22-12:08]