現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: シャープ亀山90億懇請受託収賄【三重県知事公印行使違法確認等請求事件 投稿者 田無限 日時 2002 年 7 月 21 日 16:13:42)
平成14(2002vol.022)7月7日 ☆〜゜・_・゜~
「液晶テレビ組立て工場1つ」に90億円を寄付した知事
北川知事がシャープ亀山に90億円を寄付すると決めたとき,地方自治法2条が定める地方自治の本旨「住民の福祉と行政効率」はどれほど念頭にあったと言えるだろうか,疑問である。「液晶テレビ組立て工場1つ」に90億円を寄付した知事だからこの事だけははっきりさせておく必要がある。
知事はこれに対し,税収による回収可能性と雇用の確保だけに留めた。しかし,これが合理的根拠と言えるだろうか。知事は,ここで少なくとも組立て工場への90億円寄付とこれ等回収可能性や雇用の確保との相当因果関係を説明しておかなければならない。回収可能性は利益があがり地方税収になれば適うが,90億円寄付と企業所得との直接因果関係が成立しないのだから仕方がない。また,雇用の確保は90億円寄付により保証されるいわれはない。シャープはシャープとして自社社員を採用するだけのことだから三重県の為にするのではない。この区別が今後の為に大切だ。また,雇用の確保が自治体の企業向献金で賄えるなら何もシャープに限った話しではない。不況の最中,他の企業に従事する県民はどうなることか。シャープ優遇と受け取られても致し方あるまい。さらに90億の献金先シャープ亀山液晶テレビ組立工場から飛躍して液晶生産集積地構想を主張するが,それは甚だ楽観に過ぎるのではないか。県民の合意が得られて居らぬ鼻から90億投資をきっかけに三重県全体が液晶生産集積地に指定されるなどもっての他。それならそれで亀山組立工場などでなく相当蓋然性の高い具体構想に基づく投資となる必要がある。Cプロジェクトなど論外,県液晶生産集積地構想の様に重大な全体事項が知事の独断先決である筈がない。シャープ液晶は国策であるというのならそれはそれで国庫補助金に頼るべきだろう。顔が立ちいい思いをするのは知事とシャープだけだったのではないか。