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(回答先: 人口を再生産する世代の生活が苦しい⇒少子化の進行 投稿者 サイボーグ004 日時 2002 年 6 月 18 日 18:29:12)
群馬県の例ですが、フリーターの約6割は将来はきちんとした定職に就きたいと考えているようです。が、その一方で将来への取り組みをしている(資格を取るとか技術を磨くということだと思いますが)人は3割にすぎないという結果も出ているようです。実現したい夢があるという人も10人に1人となっており、もっといい仕事があるのではないかとなんとなくフリーターをしているという傾向も強いように思われます。20代−30代のあたりはパラサイトシングルという形で生活している人が多いのかもしれません。
[地域経済]求人少ない…フリーター“揺れる思い”−−県意識調査 /群馬
◇就職にも「求人少ない」「資金ない」…
県内のフリーターの約6割が「将来は定職に就きたい」と考えていることが、県の意識調査で分かった。しかし、「自分にあった求人が少ない」「就職活動する資金がない」ことが障害になっているとの回答が計約6割に上り、さらに全体の過半数が「将来に不安を感じている」と回答した。就職難を背景に、不安を抱えながらもなかなか希望の職に就けないフリーターの姿が浮き彫りになった。
県労働政策課によると、この調査は今年2〜3月、県内で働くフリーター952人を対象に実施し、193人から回答を得た。
これによると、平均月収は12・7万円。約半数が「満足」または「アルバイトとしては満足」と答えた。フリーターでいることのメリットは、4人に1人が「自分の時間が多く取れる」と回答したものの、3人に1人が「メリットを感じたことはない」と答え、最も多かった。
一方、全体の59・6%が「将来は定職に就きたい」と回答。「フリーターを続けたい」はわずかに8・3%だった。就職したいと考えている人のうち、約8割が「正社員として働きたい」、約1割が「プロとして独立したい」と考えていた。しかし、「将来への具体的な取り組みをしている」のは約3割に過ぎなかった。
また、定職に就くうえで障害になっていることは、「自分にあった求人が少ない」(34・2%)、「就職活動するための資金がない」(22・8%)が多かった。フリーターになった理由も「就職する職場がなかった」がトップで、不況の影響をうかがわせた。一方、「自分に向いている仕事が分からなかった」と「『自分さがし』がしたかった」が続き、希望の職業を見つけられないケースも目立った。「実現したい夢がある」は10人に1人だった。
フリーターと雇用主の人事担当者に同様の設問で調査したところ、ともに約8割が「可能ならフリーターよりも正社員として働くべきだ」と答えた。しかし、フリーターの約7割が「今の生活や体験は、将来のためのステップだ」と答えたのに対し、同様の評価をしている人事担当者は約4割に過ぎず、認識の差が際立っている。【清水憲司】