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(回答先: 生活苦しい30代 〜5月のゆとりDI、3カ月ぶり低下・日経産業消費研 〔日本経済新聞〕 投稿者 PBS 日時 2002 年 6 月 17 日 23:08:46)
20代及び30代の生活が苦しいのは「雇用の流動化」という旗印のもとに「派遣社員」「契約社員」及び「フリーター」等、「非正社員」が増加し、所謂、「正規社員」が減っているからである。当然、同じ仕事であれば、「非正社員」の方が「正規社員」より賃金が低く、福利厚生も劣る。どんなに有能であっても「非正社員」が「正社員」より賃金が多くなることはない。これは、所謂、能力給で、仕事や能力に応じて賃金を払うというよりも、人件費の圧縮方法のひとつだからである。
また、「即戦力としての社員」「厳選採用」という御題目のもとに、会社における20代、30代の人員が少なく、会社における社員の人口構成が歪んできている。
実際問題、20代、30代は子供を産み、次世代を再生産するということも行わなければならないと思う。これはとても重要なことであるのだが、その重要性をわからない「偉い」といわれている人たちのおかげでこれからの日本はどんどん少子化が進行するだろう。当然、社会保障制度は破綻する。
私が考える若年層が子供を作らない理由。
@ 少子化の原因のひとつには、若年層の経済的不安定があげられると思う。
⇒自分一人でも生活が苦しいのに、奥さんと子供を養えるわけがない。
⇒子供を作るのはやめよう、となる。
A また、「厳選採用」の反動で、仕事量は変わらないのに、若年労働者の人数は減っているから、当然、一人当たりの仕事は増えることになる。
⇒仕事が忙しく、プライベートの時間がない。当然、子作りする時間もない。子供を作っても、忙しすぎて子供の面倒をみられるわけがない
⇒子供を作るのはやめよう、となる。
したがって、生活が苦しいのに、好きな異性と婚姻できるわけがないし、まして、子供を作れるわけがない。すなわち少子化の更なる進行である。