現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 企業の5割が人員削減=半数で士気低下−日本労働研究機構 〔時事通信〕 投稿者 PBS 日時 2002 年 6 月 17 日 23:57:50)
リストラ・リストラで一生懸命人件費を減らしても、従業員の士気(やる気・モラル)が低下してしまっては、本末転倒である。昨今の企業不祥事も「企業の5割が人員削減=半数で士気低下」というのも大きな原因ではないか? 本来のリストラの意味は「再構築」である。「人員削減」ではない。
また、「優秀な人材の流出」とあるが、よく言われることだが、「優秀」な人材であればあるほど、企業の問題点や、限界点が見えてきて、会社に見切りをつけてしまうということではないか。裏を返して言えば、「流出」しないで、会社に留まっている人材とは「優秀」な人材であるのかな?
「労働時間の増加」と「生産性の向上」とは、二律背反ではないか。なぜなら同じ製品を、同じ数生産するのであれば、生産性が「向上」したのであれば、労働時間は「減少」するのではないか。
ということは、生産性は「向上」し、労働時間が「増加」しているということは…
⇒去年は、製品A1000個を生産するのに、8時間かかり、生産性の指数を100であったものが、今年は製品Aを1000個生産するのに、7時間で指数は90で生産できるようになったことを意味する。今年、8時間労働し、指数を100にすると、1269.84個生産できる。大体1270個くらいである。
ここで、指数は昨年と同じでも、労働時間を9時間にしてみると、1285.71個、大体1286個生産できる計算になる。
すなわち、生産性が「向上」し、労働時間が「増加」すると、製品の生産が増えるということである。これは、価格低下をもたらす。
また、蛇足ではあるが、いくらものを作ってもヒトが物を買わなければ(ケインズのいう有効需要の原理)、利益は出ないから、物を作りすぎることは、倉庫費の増加を意味し、あまり好ましくない。
ということは、生産量を落として、最適生産量で生産することがよいと言うことになる。生産して販売するものは、「交換価値」はあるが、「使用価値」がない。ものは作ればよいのではなく、それを欲する人の所に届いて(「交換価値」が発揮され)、初めてその「使用価値」は発揮されるのである。