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厚生労働省は4日、介護保険の訪問介護サービスを利用している低所得の高齢者について、現在は利用料の3%に軽 減されている自己負担割合を来年7月から6%に引き上げる方針を、同日開かれた全国介護保険担当課長会議で明らか にした。介護保険の利用者は原則として利用料の1割を自己負担している。ただ、厚労省は2000年4月の制度開始以前か ら訪問介護を利用していた低所得者については、負担増を緩和するため自己負担を今年度まで3%とした上で段階的に引 き上げ、2005年度から1割にする方針を決めていた。
今回の引き上げの対象になるのは全国で約20万人。自治体によっては、介護保険制度の開始後に訪問介護を利用し始 めた低所得者に対する自己負担軽減措置を独自に設けており、その負担割合を引き上げるかどうかについては各自治体 が判断する