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(回答先: S&P:米国債の格付けを「AAA」に据え置き−債務返済に懸念ない(ワシントン 6月4日ブルームバーグ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 05 日 18:35:59)
日本国債格付け低下は、「日本いびり」であり、「世界不況日本責任論」の布石だと考えているが、米国債の格付け据え置き根拠には思わず微笑んでしまう。
「米政府が求めている連邦政府債務の上限引き上げを連邦議会が承認しない場合でも、巨額の債務支払いができなくなることはないだろう」とか、「米国の債務返済に対する責務遂行能力は卓越している」とか、「議会指導部らは政府の債務支払いが滞ることを容認しないだろう」といった“期待論”や“精神論”でしか根拠を示していない。
さらに、「また米国が債務不履行に直面しかねないとするオニール財務長官の見解にも異議を唱えた」とまでくれば、米国の財政運営責任者は誰なのかと問いたくなる。
別に、債務上限の引き上げができることで「米国債問題」が解消されるとは考えていないが、S&Pのあまりの論理的未熟さにあきれるばかりである。
このような格付け会社の動向に左右されている投資家の末路は知れているだろう。
そして、このような格付け会社の動向に一喜一憂している日本の財務省の知的レベルも知れていると言えるだろう。(「質問書」や「反論書」は出すだけ無駄かもね)
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※ 米国債問題に関する参考書き込み
『考えられるこの先のシナリオ 《日本はどうなる》』
http://www.asyura.com/2002/hasan9/msg/846.html
『米国の「デフォルト宣言」→新世界通貨体制』
http://www.asyura.com/sora/dispute1/msg/237.html